2年間のプレミア経験で得た“基準”。神戸弘陵が慌てず、後半3発で兵庫決勝へ
ゲキサカ / 2018年6月9日 7時49分
[6.8 総体兵庫県予選準決勝 神戸弘陵高 3-1 市立西宮高 アスパ五色 メイングラウンド]
全国制覇狙う神戸弘陵が兵庫決勝へ。8日、平成30年度全国高校総体「2018彩る感動 東海総体」サッカー競技(インターハイ、三重)兵庫県予選準決勝が行われ、神戸弘陵高と市立西宮高が対戦。神戸弘陵がMF中濱悠斗(3年)の先制FKと交代出場FW沖吉大夢(2年)の2ゴールによって3-1で勝った。神戸弘陵は4年ぶりの全国大会出場を懸けて、10日の決勝で市立尼崎高と戦う。
2年間プレミアリーグで戦ってきた経験がチームの“基準”になっている。今年、プリンスリーグ関西で無敗首位の神戸弘陵は中1日で行われる決勝への疲労も考慮し、10番MF高野裕維主将(3年)や中濱ら主力組の半数と「トレーニングで頑張っている選手」(谷純一監督)を組み合わせた陣容。それでもボランチの位置からゴール前の崩しに絡んでくる高野らによる細かいパスワークに、高精度の左足を持つ中濱や左SB河野太陽(3年)のロングキックなども交えてシュートチャンスを作り出す。
一方、8強入りした11年度選手権以来となる全国を目指す市立西宮は3バックの中央で潰しに、カバーリングにと大車輪の働きを見せるCB柏木完太主将(3年)中心に踏ん張って前半を無失点で終える。攻撃面でも回数こそ少なかったが、ビルドアップからハイサイドのスペースを突いてクロスまで持ち込むなど対抗していた。
前半、神戸弘陵は市立西宮の健闘を許す展開に。それでも高野が「これまでも前半0-0や1-0でも後半に3、4点決めることができている。自分たちは後半強いチームだと思う」と語り、中濱も「前半ゼロで終わっても後半全部ひっくり返していたので、そこは余裕を持って。後半、自分たちは力出せるのでそこを信じてやっていました」というように、神戸弘陵は慌てない。
後半開始から、沖吉とFW永吉愛樹(3年)を同時投入してギアを上げた神戸弘陵は6分、沖吉の左クロスから永吉が決定機を迎え、12分にも1年生MF田中魁人が決定的なヘッドを打ち込む。だが、いずれも市立西宮GK下元駿也(2年)がビッグセーブ。前半同様、集中力の高い守りによって食い下がって見せる。
それでも後半13分、神戸弘陵がスコアを動かす。中央、ゴールまで約25mの位置で獲得したFKから中濱が左足を振り抜く。グラウンダーのボールは濡れたピッチで伸び、そのままゴール左隅に突き刺さった。
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