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香川から乾で2発!!香川ダメ押し弾で4発逆転の西野J、待望初勝利でロシアへ

ゲキサカ / 2018年6月13日 17時57分

 西野監督就任後、3試合連続で前半を0-1で折り返すと、ハーフタイムに2人を交代。東口に代わってGK中村航輔、遠藤に代わってDF酒井宏樹が入った。西野監督は公言どおり、スイス戦との2試合で23人全員を起用。すると後半6分、ついに西野ジャパン初ゴールが生まれた。

 昌子の縦パスを香川がワンタッチで流すと、乾が左サイドから中に持ち込み、PA手前から右足を一閃。鮮やかなミドルシュートをゴール右隅にねじ込んだ。1-1と試合を振り出しに戻す同点ゴールが西野ジャパン3試合目で待望の初ゴール。ゴールを決めた乾はベンチに向かって走っていき、チームメイトたちと喜びを分かち合った。

 乾は代表初ゴールを含む2得点を挙げた14年11月14日のホンジュラス戦(6-0)以来、約3年7か月ぶりとなる国際Aマッチ3ゴール目。さらに後半18分、右サイドから武藤が中央にグラウンダーのパスを入れると、香川がワンタッチで落とし、PA手前の乾が右足を振り抜く。これがGKの手を弾いてゴールネットを揺らした。

 乾の2ゴールで2-1と逆転に成功した日本はその直後に武藤を下げてFW大迫勇也を投入。香川が右サイドハーフに開き、大迫と岡崎が2トップを組む4-4-2にシステムを変更した。後半24分、高い位置でボールを奪取した山口からパスを受けた大迫が右足を振り抜くもGKがセーブ。同26分には大迫からラストパスを受けた香川がPA内右で切り返し、左足でシュートを打ったが、惜しくもゴール右に外れた。

 日本は後半29分、岡崎に代えてMF原口元気を投入。大迫が1トップ、香川がトップ下に入る4-2-3-1にシステムを戻し、原口は右サイドハーフに入った。すると後半32分、柴崎の左FKがFWフェデリコ・サンタンデールのオウンゴールを誘い、3-1。リードを2点に広げた。

 足の止まり始めたパラグアイを押し込む日本は後半35分、大迫のスルーパスに抜け出した原口がPA内右に切れ込み、中央にパス。決定的な場面だったが、香川の右足シュートはクロスバーを大きく越えてしまった。後半45分、MFリチャル・オルティスに豪快なミドルシュートを決められ、3-2と詰め寄られたが、後半アディショナルタイム1分に香川が4-2と突き放すダメ押しゴール。W杯前最後の強化試合で日本の10番が1ゴール2アシストと結果を残し、西野ジャパン初勝利に貢献した。

(取材・文 折戸岳彦)
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2018W杯ロシア大会日程&TV放送
・「スパイクに何か入ってる?」乾の2ゴールを生んだ西野監督の“珍指令”
・乾とのコンビに胸を張る香川「チームの武器になることを証明できた」
・4年前の教訓を胸に…勝利にも釘刺す香川「もう一度引き締める」
・鹿島コンビが“阿吽の守備”昌子「気持ち良さそうだな」植田「大好物です」
・山口蛍のキャプテンに驚いた?西野監督「乾、岡崎、本田がウッという顔を…」
・不慣れな右サイドで躍動した武藤、逆転弾は「3人の意思疎通が完全にできていた」
・守備のスイッチ入れた岡崎、“急造カルテット”は「一つのヒントになったと思う」
・右SBで奮闘も前半で交代した遠藤「悔しさが残る」
・相手のシュートがすごかったが…GK中村「止めるのが自分の仕事」
・先発10人変更のターンオーバーが奏功、西野監督「これからの準備が楽しみになった」
・対戦国も予測困難…西野監督ニヤリ「コロンビアは捉えづらい日本を見ているのでは」
・ポジション争い激化を覚悟する長谷部「監督も悩む」
・ベンチも一つに…長友「髪色を明るくして幸運が舞い降りた」
・監督会見
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