[関東]壮絶な打ち合いを制したのは筑波大!!GK退場の駒澤大、10人で追いつくも一歩届かず
ゲキサカ / 2018年6月17日 21時37分
[6.17 関東大学1部L第10節 筑波大4-3駒澤大 駒沢]
関東大学リーグ1部の第10節2日目が17日に行われ、筑波大が駒澤大を4-3で下した。筑波大は今季2度目の2連勝で勝ち点を15に伸ばし、2位と勝ち点2差の6位に浮上した。
壮絶な試合になった。試合は開始1分で動く。筑波大は右サイドからDF会津雄生(4年=柏U-18)がクロスを上げてチャンスを作ると、前節からFWに転向した小笠原佳祐主将(4年=東福岡高)のヘッド、2試合連続弾で先制に成功する。
しかし駒大もすぐに反撃。前半7分に左サイドからMF薬真寺孝弥(2年=長崎総科大附高)が上げたCKをDF伊勢渉(4年=神戸国際大附高)が頭で合わせて同点。さらに同17分にはまたもセットプレーの流れからDF星キョーワァン(3年=矢板中央高)が頭でねじ込み、試合をひっくり返した。
ただ筑波大も負けていない。前半28分、会津のクロスは相手GKに跳ね返されたが、MF三笘薫(3年=川崎F U-18)が戻して混戦を作ると、MF西澤健太(4年=清水ユース)が押し込んで、再び試合が振り出しに戻った。
一進一退のシーソーゲーム。だが前半33分に試合の流れを大きく変える“事件”が起こる。駒大は筑波大のMF渡邊陽(2年=浦和ユース)に裏への抜け出しを許すと、GK角井栄太郎(4年=三浦学苑高)がたまらずファウルで倒してしまう。
エリア外だったが、決定機阻止として角井にはレッドカードが提示される。駒大はMF高田和弥(4年=C大阪U-18)を1枚削り、GK松村優太郎(3年=長崎総科大附高)を投入。10人での戦いを強いられることになった。
そしてここからは駒大の混乱を突くように、筑波大が前半終了まで攻め続ける展開になる。そして前半終了間際のアディショナルタイム1分、縦への早い攻撃を見せると、渡邊のスルーパスで抜け出した三笘が右足つま先でコースを変えて流し込み、再逆転に成功した。
しかしこの試合はこのままでは終わらなかった。後半に入ると、「行くところと行かないところを確認した」(星)と修正を図った駒澤大が、カウンターからたびたびチャンスを作る。後半20分のFW高橋潤哉(3年=山形ユース)のシュートはGK櫻庭立樹(1年=札幌U-18)の好セーブに防がれ、直後のMF中原輝(4年=ルーテル学院高)のクロスはポストに弾かれたが、同33分、高橋が右サイドからドリブルで仕掛けると、最後は左サイドでボールを受けたMF坂本和雅(4年=聖和学園高)が力強く蹴り込み、ついに同点に追いついた。
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