前半からそれをやるか…スペイン、“イランの術中”にハマりかけるもD・コスタのラッキー弾で辛勝!
ゲキサカ / 2018年6月21日 21時21分
[6.20 ロシアW杯B組 イラン0-1スペイン カザン]
ロシアW杯グループB第2節が20日に行われ、スペイン代表はイラン代表と対戦し、苦しみながらも1-0で勝利した。フェルナンド・イエロ監督体制初白星で1勝1分としたスペインは、暫定首位のポルトガルと勝ち点4で並び、1勝1敗のイランは3位に後退。第3節は25日に開催され、スペインはモロッコ、イランはポルトガルと対戦する。
初戦のモロッコ戦を1-0で制してB組首位スタートを飾ったイランは、相手ボール時に5バックの布陣を敷き、低い位置でスペインを待ち構える。最前線のFWサルダル・アズムンも自陣PA付近でディフェンスに参加し、時にはフィールド選手10人がPA内で守る超守備的戦術を採用した。
スペインは圧倒的にボールを支配し、多くの時間を敵陣で過ごすが、なかなか相手の守備を崩すことはできない。前半30分、左CKのショートコーナーからMFアンドレス・イニエスタが右足でクロスを送り、相手DFに頭で触られてファーに流れたボールをDFジェラール・ピケがヘッドで折り返す。ゴール前のFWダビド・シルバが左足のジャンピングボレーを試みるが、クロスバーを越えた。
イランは敵陣でセットプレーを得ると、ゆっくりと時間をかけて行う。前半39分には右CKの際に味方のDFマジド・ホセイニと接触したDFエフサン・ハジサフィが右足を痛めて倒れ、イランがボールを出して試合が一時中断した。
ハジサフィは一度ピッチを離れてから復帰するが、スペインがイランへボールを返すと、自陣PA内のGKアリレザ・ベイランバンドはFWジエゴ・コスタが寄せてくるまでボールをキャッチせず。D・コスタが何か文句を言った時に接触があったのか、GKベイランバンドは自らボールを出して倒れ込む。大事には至らなかったようだが、このあたりからイランの時間稼ぎが露骨となっていく。
前半42分にはDFラミン・レザイアンが左足を痛めたとアピールするも、主審は立つように促す。スペインも徐々にイライラした様子を見せ、スペインがミスをするとイランのスタンドが大きく沸くなど、会場も異様な雰囲気となる。前半のアディショナルタイムは3分と表示。終了間際にD・シルバが左足で決定的なシュートを放つも、相手DFにブロックされ、0-0でハーフタイムを迎えた。
後半も相手を押し込むスペイン。後半5分にMFセルヒオ・ブスケツがPA手前中央から右足でゴール右隅を狙ったシュートを放つ。GKベイランバンドに弾かれたボールにFWルーカス・バスケスが詰めるが、決め切れない。また、このシーンでバスケスと接触したGKベイランバンドが左足を痛めた様子を見せたが、立ち上がってプレーを再開させた。
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