[プリンスリーグ九州]攻守の要が印象的なプレー。大津がインハイVへ向けて弾みの1勝
ゲキサカ / 2018年7月16日 12時26分
[7.14 高円宮杯プリンスリーグ九州第9節 大津高 2-0 九州国際大付高 大津町運動公園]
高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ九州2018の第9節が14日に行われ、4位の大津高(熊本)と9位の九州国際大付高(福岡)が対戦。FW奥原零偉(3年)とFW大崎舜(3年)のゴールによって大津が2-0で勝利し、3位に浮上した。
初の全国制覇を狙うインターハイに向けて、大津の仕上がりは万全。入学時から期待を集めてきたタレントが揃う中でも、特に注目される攻守の要2人がインパクト十分のプレーでチームを牽引した。
猛暑の中で行われた一戦は、MF富永大翔(3年)、高見柊真(3年)を中心にテンポ良くボールを動かし、サイドアタックを狙った大津ペースで進む。序盤に見せ場を作ったのは、10番を背負うU-18日本代表のMF水野雄太(3年)だ。ボールを持ったら急加速する得意のドリブルで相手を翻弄したが、「序盤は思い通りに抜けていたけど、シュートが打てなかった。なら、縦に仕掛けようと考えたけど、今度はクロスの精度が上がらず点にならなかった」(水野)。
ただし、今年は一人が上手く行かなくても大津の攻撃の怖さは低下しない。前半25分には、DF西原大地(3年)のオーバーラップから、MF松原亘紀(3年)と繋いで右を崩すと、水野が中央に走り込んで反応する。「アイツが左足でボールを持ったら、受ける準備をしている。あの場面は、ちょうど目が合ったタイミングでボールが来た」。水野がそう振り返る阿吽のコンビネーションでゴール前を崩すと、ラストは奥原が決めて、大津が先制した。
「暑さと順位を考えると、90分のどこでスイッチを入れるか考えなければいけない。クーリングブレイクがあったので、序盤を0-0で切り抜ければと思っていたのに、失点したのが痛かった」。そう杉山公一監督が振り返ったように、試合プランが崩れた九国大付は前半の終盤から攻勢を強めると、後半からは、181cmのDF花田周勇(2年)と152cmのMF森永将斗(2年)の凸凹コンビなど次々に交代カードを投入。MF田中龍人介(3年)のパスや、DF稗田凌太(2年)のクロスからパワフルな攻撃を仕掛けた。
大津は前半同様、主導権を握りながら同点弾の献上が怖いシチュエーション。そこで頼りになったのは、プロ入りが有力視される主将のDF福島隼斗(3年)だ。新チーム発足後は本職のボランチでプレーしたが、インターハイ予選の途中からもう一つの持ち場であるCBでもプレー。この日は、気迫溢れる守りと、「想像以上に暑かったので、常に話しておかないと集中が切れるので、CB2人で声を出そうと意識していた」と振り返る声出しでチームの守備を支えた。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
[プリンスリーグ関西2部]互いに守備面など手応え。近大附vs金光大阪はスコアレスドロー
ゲキサカ / 2024年5月9日 17時15分
-
九国大付伝統の「14」受け継ぐ注目MF赤金翔。「魂を見せるプレーでチームを引っ張っていきたい」
ゲキサカ / 2024年5月8日 11時33分
-
[プリンスリーグ九州1部]ともに目指した浮上のきっかけ、勝ち点3。九国大付vs長崎総科大附は0-0ドローに
ゲキサカ / 2024年5月8日 11時22分
-
[球蹴男児U-16]MF待鳥幸誠「鉄壁の守備を」。九国大付が初戦で知った厳しさ、基準
ゲキサカ / 2024年5月7日 13時24分
-
「確かな自信を得るため」臨んだ一戦。新潟U-18が日本文理を下し、今季初白星!
ゲキサカ / 2024年4月30日 22時29分
ランキング
-
1衝撃事実!大谷翔平MVPの可能性はほぼゼロ 元番記者3人が断言「ベッツの方が上」
東スポWEB / 2024年5月8日 11時9分
-
2元大関琴風の尾車親方、任期満了まで3年残し相撲協会を退職へ…「後進に道を譲る」
読売新聞 / 2024年5月8日 23時9分
-
3大谷翔平抜き去る2打席連発12号 “新ライバル”がMLB単独トップに…打撃2冠に
Full-Count / 2024年5月9日 9時23分
-
4宇野昌磨 現役引退を発表「素晴らしい競技生活を送れたことにとても感謝」 5・14に会見
スポニチアネックス / 2024年5月9日 11時6分
-
5大谷翔平のおかげで電話鳴りやまず「何が起きた?」 岩手愛に感謝の地元企業「野球一筋という印象が…」
THE ANSWER / 2024年5月9日 15時49分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください