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大分U-18は“3度目の正直”ならず…帰ってきた山崎監督「ここからが熟成期間」

ゲキサカ / 2018年7月28日 15時37分

C大阪U-18に敗れた大分トリニータU-18

[7.26 日本クラブユース選手権U-18大会決勝T1回戦 大分U-18 0-2 C大阪U-18 富士見総合]

 大分トリニータU-18にとって3度目となった現行の日本クラブユース選手権大会での決勝トーナメント進出。2012年、14年の過去2回はいずれも1回戦で敗れていたが、またしても“8強の壁”は厚かった。山崎哲也監督は「この大会で自分たちらしさは表現できていた。選手が頑張ってくれた」と悔しそうに述べた。

 14~15年に大分U-18を率いていた山崎監督。クラブユース選手権ベスト16、Jユースカップベスト4、プリンスリーグ九州制覇、プレミアリーグ参入戦ブロック優勝、プレミアリーグWEST3位という各大会での結果は、どれも大分U-18にとっての史上最高成績にあたる。

 16~17年はトップチームのコーチに呼ばれ、育成の現場をしばらく離れていたが、今季から3年ぶりに戻ってきた。チームを離れて1年目にプリンスリーグに降格し、ここ2年間は全国の舞台でも存在感を発揮できないことが続いていた中、テコ入れを行ったのは“組織”の部分だった。

「いろんなことがありましたけど、やはり個の能力としては僕らは正直劣っていると言いますか、1対1の勝負で勝っていくはやっぱり難しい。みんなでチームとして助け合い、アプローチしていかないといけない。そこで選手が同じ方向を向いてやってくれているのが大きいです」。

 そんな指揮官に率いられた集団は、初戦から全国屈指のチームを相手に堂々の戦いぶりを見せた。気温42度の中で行われた横浜FMユース戦に3-0で勝利すると、続く名古屋U-18戦では後半終了間際に追い付いてのドロー。突破のかかる川崎F U-18戦にも競り勝ち、首位でのグループリーグ突破を果たした。

 そうして迎えたC大阪U-18との決勝トーナメント1回戦は「ベスト16より上に行く」(山崎監督)という目標達成が懸かった一戦。ここまで3戦連発のエースFW三好斗真(3年)が太ももの負傷で先発を離れるアクシデントはあったが、まさに“組織的”な選手たちがC大阪の攻撃陣を苦しめた。

「攻撃でも守備でも自分たちからアクションを起こしていく」(山崎監督)というチームコンセプトのとおり、ダブルボランチのMF本永一成(3年)、MF岩崎竜士(3年)が相手をサイドに追いやり、両サイドバックのDF高畑奎汰(3年)、DF井上海(3年)が相手の侵攻をストップ。クロスを上げられるシーンもいくつかあったが、DF三木慎博(3年)、DF栗林純(3年)のCBコンビが耐え抜いた。

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