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全勝鳥栖U-18をストップ!! 2点差逆転の大宮ユースが「黒川くんたち」以来の4強へ

ゲキサカ / 2018年7月28日 17時14分

勝利が決まって喜び合う大宮アルディージャユースの選手たち

[7.28 日本クラブユース選手権U-18大会準々決勝 大宮ユース 3-2 鳥栖U-18 前橋フA]

 第42回日本クラブユース選手権(U-18)大会は28日、準々決勝を前橋フットボールセンターで実施した。プレミアリーグEAST首位の鹿島ユースを破って勝ち残っていた大宮アルディージャユースは、ここまで今季公式戦全勝と破竹の勢いで進撃してきたサガン鳥栖U-18と対戦。早々に2点を奪われる苦しい展開となるも、粘り強い戦いぶりで3-2の逆転勝利を飾った。

「正直、嫌な感じは試合が始まる前というか、朝食のときからしていたんです」

 大宮・丹野友輔監督はそう振り返る。鹿島ユースという強敵を倒して突破したことに加え、もともと大会前に設定していた目標が「ベスト8」だったことも大きかった。

「何か達成感というか、そういう“空気”が漂ってしまっていた」。開始5分にして鳥栖MF山口隆希(3年)のクロスからオウンゴールで早くも失点を喫すると、13分にもMF兵働透生(3年)のシュートをGK村田耀(3年)が防いだこぼれ球をFW三好辰典(3年)に押し込まれてしまい、大敗の予感すら感じさせる最悪の流れにハマってしまった。

 ただ、丹野監督は2失点後の様子を観ながらポジティブな感触を得ていたという。「むしろ『まだひっくり返せそうだな』と思って観ていた」。以前は「失点すると、すぐにシュンとしてしまうチームだった」と言うが、大会直前のプリンスリーグ関東でも横浜FMユース相手にタフな逆転勝ちを見せるなど「確実に逞しくなってきていた」という手ごたえがあったからだ。

 それは選手たちも同じで、FW高田颯也(2年)は「前の自分たちだったら厳しかったと思うけれど、いまはリードされても焦らないでやれるようになっている」と振り返る。逆に鳥栖・金明輝監督はここからの時間帯を悔やんだ。「隙があったと言うしかない。まだまだ力不足なところが出てしまった」。

 崩れず持ちこたえた大宮は得意のポゼッションプレーから相手を動かして流れを引き寄せる時間帯も作り、34分にはCKからエースFW吉永昇偉(3年)がヘディングシュートを突き刺し、1点差に。

「0-2になってもいけると思っていたし、あの吉永選手のゴールで(精神的に)楽になった」(MF渡辺俊介、3年)大宮に対し、「(鳥栖は)ちょっと慌てているように見えた」(丹野監督)。4分後の38分、鳥栖守備陣のミスが重なる中で得たPKを吉永が再び突き刺して2-2の同点に追い付き、ハーフタイム直前で試合は振り出しに戻った。

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