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4日前までフットサル全国大会に出場して8強。“二刀流”の札幌大谷がインハイ初白星!

ゲキサカ / 2018年8月16日 9時17分

PK戦5人目、札幌大谷高GK畠山諒介が右足シュート決めて3回戦進出!(写真協力=高校サッカー年鑑)

[8.8 総体2回戦 札幌大谷高 1-1(PK3-1)作陽高 鈴鹿]

 8日、夏の高校サッカー日本一を争う平成30年度全国高校総体「2018彩る感動 東海総体」(インターハイ)サッカー競技(三重)は2回戦を行い、札幌大谷高(北海道1)対作陽高(岡山)戦は1-1で突入したPK戦の末、札幌大谷が3-1で勝った。インターハイ初勝利を挙げた札幌大谷は、9日の3回戦で昌平高(埼玉1)と戦う。

 札幌大谷はインターハイ開幕直前の8月2日から行われたJFA 第5回全日本U-18フットサル選手権大会に北海道代表として出場。大黒柱のCB濱田雄也主将(3年)や注目MFの野開ディラン(3年)、10番MF赤坂渓也(3年)ら同大会にベンチ入りした11名のうち、10名はインターハイ登録メンバーだった。

 冬にフットサル全国大会の出場権を獲得した時点ではインターハイとスケジュールが近くなることが判明していなかった。結果、7月末にフットサル選手権の行われる仙台市に入り、8月4日までフットサルを戦ってきた。そこから11人制に戻る不安もあったという。

 だが、濱田が「自分たちで勝ち取った全国だったので、そこも出ていい思い、プラスの思いをしてインターハイに繋げていこうと」と説明したように、選手たちは全力で臨み、優勝チームの帝京長岡高(新潟)を最も苦しめる戦いを見せてベスト8。5得点をマークした赤坂らの活躍もあった。この日は同じくフットサル選手権4強の作陽が相手だったが、フットサルとサッカーのメンバーが別だった相手に勝利。まだ11人制の感覚が戻っていない部分もあるというものの、勝って次に繋げた。

 前半、風上に立った作陽がFW原本連太郎(3年)の推進力ある動きなどを活かしてCKを獲得。先制点に繋げようとするが、後半勝負を狙っていた札幌大谷は、濱田を中心に凌ぎながら時計の針を進める。

 だが、作陽はMF岸孝宗郎(3年)のドリブルシュートや右サイドの崩しからMF早川海瑠(3年)がシュートへ持ち込むなどプレッシャーをかけると38分、左CKのこぼれ球を拾ったCB羽田一平主将(3年)が右前方へ持ち出してから右足を振り抜く。これが相手DFのハンドを誘い、PKを獲得。キッカーの10番MF西山拓実(3年)が左足シュートを右隅に決めて作陽が先制した。

 作陽は後半も原本の仕掛けやサイドでの崩しからゴールを目指すが、攻め切るようなシーンを増やせない。逆に風上に立った札幌大谷は終盤にかけて持ち味のパスワークと2人、3人が追い越していく動きが出て作陽を押し返す。また「1タッチとかで崩していくところはフットサルが活きている」(濱田)という攻撃も披露。そして30分、右中間へ抜け出したMF佐々木康佑(2年)の右足シュートが相手DFのハンドを誘発し、これで得たPKを赤坂が右足で決めた。

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