1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

“東山旋風”止まらず!後半ATのMF飯田劇的V弾で京都府勢36年ぶりの準決勝へ

ゲキサカ / 2018年8月12日 10時33分

東山高の夏はまだ、終わらない。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[8.11 総体準々決勝 東山高 2-1 三浦学苑高 四日市]

 夏の高校サッカー日本一を争う平成30年度全国高校総体「2018彩る感動 東海総体」(インターハイ)サッカー競技(三重)は11日に、準々決勝を実施。東山高(京都)と三浦学苑高(神奈川1)の一戦は終盤に2ゴールを奪った東山が2-1で逆転勝ちし、同校にとって初、京都府勢としては82年の京都商高(現京都学園高)以来36年ぶりとなる準決勝進出を決めた。

 立ち上がりに主導権を握ったのは東山。「引っかかってショートカウンターを受けるのが一番怖い。浮き球だとカウンターはないと理解させて、できるだけ高いボールを選択し、うちがセカンドボールを拾う意識を持たせた」(福重良一監督)中で、ハツラツとしたプレーを見せたのは、MF飯田敏基(3年)だ。

 6月の近畿総体まではCBだったが、「体格が小さいので、ボランチで勝負したい」と指揮官に自ら志願し、ボランチに転向。豊富な運動量を見せる飯田らが2列目でセカンドボールを拾い続けて、有利な状況で試合を進めて行く。前半30分には中央でこぼれ球を拾ったFW久乘聖亜(3年)が右サイドに流れてから、ゴール前にパスを展開すると、FW中山翔(3年)がシュート。35分にも久乗が自らのパスミスを奪い返し、左足で決定的な一撃をお見舞いしたが、ともに三浦学苑GK浅岡流星(3年)の好セーブに阻まれ、CKとなった。

 対する三浦学苑の前半は「相手はシンプルな攻撃を意識されていたので、1対1と競り合いに受けて立とうと考えていたが、全くと言ってもいいほど良くなかった」(枝村隼人監督)。軌道修正し、MF末次怜(3年)らの回収率が上がった後半は、快足FWウォー・モハメッド(3年)に効果的にボールを入れてチャンスを演出。後半4分にはモハメッドのパスからMF杉山十梛(3年)が決定的な一撃を放ったがクロスバーに嫌われた。「ピンチで目を覚ました」(福重監督)東山は、DF清原航平(3年)を中心とした競り合いで以降のピンチを凌いだが、28分にはミドルシュートのこぼれ球をゴール前で繋がれるとFW鈴木心月(1年)に決められてしまう。

 終盤で致命的なゴールを許した東山だが、気落ちした様子は見られない。31分にはMF矢原直杜(3年)のパスからゴール前を抜け出した久乘が同点ゴールをマーク。この1点で息を吹き返すと70+3分には、自陣左でのボール奪取から飯田が素早く中央のMF宇賀神拓世に展開する。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください