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後半開始10分間で3得点の桐光学園が決勝へ、4時間半の中断後に2点返されるも逃げ切る

ゲキサカ / 2018年8月12日 19時23分

後半5分、内田拓寿(4番)のゴールを喜ぶ桐光学園高イレブン

[8.12 総体準決勝 桐光学園高 3-2 昌平高 鈴鹿]

 平成30年度全国高校総体「2018彩る感動 東海総体」(インターハイ)サッカー競技は、12日に準決勝を行い、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿では、桐光学園高(神奈川2)が3-2で昌平高(埼玉1)を破って決勝進出を決めた。後半5分からの10分間で一気に3得点を奪ったが、雷のために試合が約4時間半、中断。再開後に昌平が怒とうの反撃を見せて2点を返したが、桐光学園が3-2で逃げ切った。

 試合の序盤から、連戦の疲労を感じさせない、ハイレベルな試合だった。立ち上がり、桐光学園は、10番で2年生エースの西川潤がミドルレンジから右アウト回転のハーフボレーシュートをポストに当てて会場を沸かせた。対する昌平は、サイドに起点を作り、ドリブルによってパスコースを作り出す機能的な攻撃を仕掛けたが、桐光学園は主将の望月駿介(3年)と内田拓寿(3年)の両CBが中央でラストパスを弾き返してこらえた。

 それでも、試合は徐々にボールを長く保持する昌平ペースとなり、前半27分には3分前に投入されたばかりの1年生MF須藤直輝のドリブルから右MF木下海斗(3年)につなぎ、縦パスに抜け出したMF森田翔(3年)がフリーでシュートを放ったが、ゴールの枠を外れた。前半のアディショナルタイムにはMF丸山聖陽(3年)、原田虹輝(3年)がそれぞれ際どいミドルシュートを放ったが、桐光学園はGK北村公平(1年)が弾いて難を逃れた。

 前半からハイレベルな攻防が続いていたが、後半4分に桐光学園のFW敷野智大(3年)が昌平のMF原田からスライディングでボールを奪ってすぐに縦パスを出し、西川が抜け出してGKとの1対1を迎えた場面から流れが変わった。

 この場面は昌平のGK牧之瀬皓太(2年)の好守に防がれたが、主将の望月が「あの献身的なプレーで流れを引き戻した」というシーンで、直後に均衡が破れた。桐光学園は、左から佐々木が仕掛け、昌平は吉田が粘り強く対応。クロスをブロックした。しかし、続く左CKで桐光学園はMF国谷敦史(3年)がショートコーナーを選択。西川が左足でファーにクロスを送ると、CB内田が折り返すようなヘディングシュートを決めて先制に成功した。

 すると、取り返そうと前がかりになった昌平を桐光学園のカウンターが襲う展開になった。後半7分、左DF金子開研(3年)の縦パスから西川が快足で相手を振り切ってゴール。さらに3分後、MF阿部龍生(3年)の縦パスから敷野が仕掛けて右CKを獲得すると、鈴木勝大監督の「3点目、取りに行くぞ」という声に応えるように、クロスをCB望月が高い打点からのヘディングシュートで合わせて3点目を奪った。

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