今年こそ、選手権へ。注目世代の帝京が都1部リーグで破竹の5連勝!
ゲキサカ / 2018年9月10日 14時0分
[9.8 東京都1部L第14節 帝京高 3-2 実践学園高 帝京大学グループ千住総合G]
8日、高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ 東京1部の帝京高対実践学園高戦が行われ、帝京が3-2で勝利。5連勝の帝京は勝ち点を首位・成立学園高と同じ22としている。
選手権優勝6回という特別な歴史を持つ伝統校、帝京が好調だ。リーグ戦は開幕4試合で1分3敗というスタートだったが、徐々に勝ち点を重ねると、7月の国士舘高戦での勝利を皮切りにインターハイ予選優勝の関東一高、リーグ首位・成立学園高、インターハイ予選準優勝の國學院久我山高を立て続けに撃破。そして、この日は昨年度の選手権予選準決勝で敗れている実践学園高に競り勝った。
ボールホルダーの周りから「ターン」「フリー」などサポートする声が良く出る帝京は、個々のボールコントロール技術の高さを合わせて中央、サイドで細かく、正確にボールを動かす。そして、エースFW佐々木大貴(3年)やFW塩入颯斗(3年)、俊足MF中島涼太(3年)が突破力を発揮してシュートチャンスを連発。ボールを失った瞬間、複数でボールを奪い返してしまうなど、特に前半は魅力的なサッカーを展開していた。
6分、7分にGK白鳥俊介(3年)がファインセーブを見せたことも大きかった。ピンチを凌いで迎えた12分に先制点。敵陣で相手の横パスをインターセプトした塩入が、右足シュートをクロスバー下側に当てながらもねじ込んだ。「(寄せてきた)DFのことは見ないでシュートを右下の方に打つことを考えて打ったんですけれども浮いてしまってバーに当てて……でも、入ったので良かった」という塩入の渾身のゴールで先制した帝京は畳み掛ける。
19分にはMF中村怜央(3年)の展開から右SB山本乾太(2年)が中央へ折り返す。これをMF入澤大(3年)が右足ダイレクトで決めて2-0。その後も日比威監督が「今まで見たことがないくらいにハードワークしていた」という塩入が前線で身体を張り、DF間を突破して決定的なシュートを放つなど相手ゴールを脅かした。
一方、自力のある実践学園は0-2の展開でも怯まない。27分に最近続けて結果を出しているというFW村田篤哉(3年)が左足ボレーシュートを決めて1点差。その村田や前線で身体を張るFW岩本連波(3年)、FW陣をよくサポートしていたMF半田峻一がボールに絡みながら注目左WB山内稔之が攻め上がりを見せる実践学園は、ショートパスでの組み立てとオープンからの仕掛けを交えて同点のチャンスを作り出した。
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