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「どちらが長くボールを持てるか」の勝負で上回った横浜創英、個の強さも加えて麻布大附撃破

ゲキサカ / 2018年9月23日 15時19分

前半34分、横浜創英高FW頼住陸人が右足で先制ゴール

[9.22 選手権神奈川県予選2次2回戦 麻布大附高 1-2 横浜創英高 横山公園]

 22日、第97回全国高校サッカー選手権神奈川県2次予選2回戦第1日が行われ、インターハイ予選8強の麻布大附高と関東大会予選8強の横浜創英高との一戦は横浜創英が2-1で勝った。

 麻布大附は旧・麻布大淵野辺高時代にFW小林悠(現川崎F)や太田宏介(現FC東京)らを擁して選手権に2年連続出場。近年は13、14年のインターハイ予選で2連覇している実力派で、一方の横浜創英も16年のインターハイ予選で初優勝を果たすなど、近年メキメキと力をつけている強豪校だ。

 ともにトレーニングで個の技術、判断力のベースを上げ、高い組織力、質の高いポゼッションを構築して勝負する両校による戦い。GKからグラウンダーのパスで攻撃を組み立てる麻布大附は、各選手のわずかにDFを外す動きと、ファーストタッチの巧さで局面を打開しながら前進する。

 特に10番MF奈良圭悟(3年)とMF重田泰良(3年)が起点となりながら前へ。23分には巧みにDFのマークを外したFW大内樹生(2年)が一気に左サイドを駆け上がり、ラストパスへ持ち込むシーンもあった。

 一方の横浜創英は局面を複数の選手のパス交換で打開する巧さに加え、注目エースFW綿谷航平(3年)のスピードが突破口に。綿谷への縦パスや左SB坂岸寛大(2年)の攻め上がりも活用しながら攻める横浜創英は、ボールを失った後の切り替えの速さと前線からの鋭いプレッシング、相手の縦パスに狙いを定めてボールを奪い切る力も発揮して流れを引き寄せる。
 
 綿谷は「麻布は2列目などが引いて、後ろから丁寧に繋いでくることはビデオで見て確認していた。そこを潰そうと言っていて、それが前半からかなり効いていたと思います」。ボールを簡単に失わず、例え失っても前線から“ハメて”奪い返す横浜創英は、綿谷の決定的な左足シュートなど麻布大附ゴールを脅かす回数を増やした。

 そして34分、MF荒俣圭汰(2年)からのパスを受けたFW頼住陸人(3年)が、相手の寄せの甘さを突いて右中間から縦に切れ込んで右足一閃。素晴らしい弾道の一撃をゴールネットに突き刺した。

 綿谷は「頼住のゴールで流れが来た」と振り返る。また、DF陣の頑張りもあった横浜創英は前線で綿谷や頼住、MF川口宗之丞(3年)が良くボールに絡んで、コンビネーションから追加点のチャンスを作り出す。前半終了間際から左のドリブラー・MF藤原悠生(3年)、後半開始からは負傷でベンチスタートのMF金子拓真主将(3年)を投入して攻撃を加速。決定機を作り出したが、フィニシュが雑になった部分もあって2点目を奪うことができない。

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