インハイ支部予選敗退の悔しさが力に。創価が188cmFW大竹2発でまずは都1勝
ゲキサカ / 2018年10月15日 17時11分
[10.13 選手権東京都Bブロック予選1回戦 創価高 2-0 城東高 駒沢2]
13日、第97回全国高校サッカー選手権東京都Bブロック予選1回戦で創価高が城東高に2-0で快勝。創価は21日の2回戦で大森学園高と戦う。
インターハイ支部予選敗退の悔しさが、チームを変えた。創価は今年のインターハイ予選で8大会ぶりとなる支部予選敗退。都大会まで進むことができなかった。だが、金子翔一監督が「マジメで一生懸命な子が多い。彼らの人柄が伸びるきっかけになっている」というチームは、悔しさをエネルギーに変えて努力を続け、選手権予選でまず都1勝を果たした。
「自分はシュートが武器。自分が打つシュートは全部決めるという気持ちでやっています」という10番MF小野鈴音(3年)や身長188cmの大型FW大竹悠太(3年)ら個の力もあるチームは、8月の選手権の地区予選を突破すると、この日は都立の強豪・城東と対戦。今年、関東大会予選で実践学園高を沈めて16強入りし、インターハイ予選でも20校による2次予選進出を果たしている城東は難敵だったが、創価は自分たちの持ち味を発揮し、2回戦へ駒を進めた。
前からアグレッシブな攻守を見せる創価は、前半6分に小野がポスト直撃の左足シュート。前線の大竹と小野に加え、いずれもスピードのある右FW酒井隆(2年)、左FW橋本光明(3年)の両ワイドも活用して攻めると、32分に先制点を奪った。右スローインを受けた酒井がコーナー付近からロングクロス。これを大竹が頭でゴールに叩き込んだ。
畳み掛ける創価はさらに33分、今度は左サイドから縦に仕掛けた橋本がライナー性のクロスボール。これを大竹が1タッチでゴールへ突き刺してリードを広げた。一方、個々のスキル高い城東は、爆発的なスピードを持つ左MF江田風太(3年)やキープ力高いMF清水大志(3年)を中心に反撃。相手のプレッシャーが緩ければDF青山和誠(3年)も中央突破から攻撃に絡んでいく。
後半、城東はさらに押し込む時間を増やしてDFラインの背後を狙っていたが、創価は守備範囲広い新潟U-15出身GK笠原豪介(3年)や川崎F U-15出身のCB鈴木康平(1年)、好カバーリングを見せていたCB関根勇二(3年)を中心に守り続ける。後半半ばからは交代出場のDF日諸龍太主将(3年)も最終ラインに加わり、集中した守備を披露。最後まで得点を与えずに勝ち切った。
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