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「壁パスからドリブル!」。強み生かして攻めた西武台が5-0で埼玉3回戦へ

ゲキサカ / 2018年10月15日 19時54分

後半3分、2点目のゴールを決めた西武台高MF齋藤和樹(右)がアシストのMF若谷拓海(左)、先制点のFW浦上颯太と喜ぶ

[10.14 選手権埼玉県2回戦 川口北高 0-5 西武台高 西武台高G]

 第97回全国高校サッカー選手権埼玉県予選は14日に2回戦を行い、8年ぶりの優勝を狙う西武台高が川口北高に5-0で快勝。西武台は27日の3回戦で18年2冠の成徳深谷高と戦う。

「壁パスからドリブルで行け!」。前半、ボールを握っているものの、突破、シュートが少なかった西武台の選手たちに向けて、守屋保監督から檄が飛んだ。相手にもはっきりと伝わるような声で攻め方を指示。これがきっかけで西武台の攻撃のテンポが上がった。

 注目の大型ボランチ、MF大塚悠平(3年)からFW深代陸(3年)への縦パス、サイドチェンジ。そしてFW関口崇太(3年)、MF若谷拓海(3年)、FW浦上颯太(3年)がドリブルで仕掛けるようなシーンが増えた。指揮官は「相手に読まれるのは関係ない。自分たちのストロングポイントが出て、ようやく相手が苦しむし、次の手を出して行けるようになる。分かっているからやらないのではなく、やれて次が出て来るのです」。自分たちの特長を出して、相手の警戒を上回った西武台が5得点を奪った。

 先制点は高速カウンターからだった。前半35分、西武台は自陣ゴール前相手セットプレーに対応。ボールを奪うと大塚が中央を大きく前進し、右前方を走る浦上へ右足アウトでスルーパスを通す。これを受けた浦上がGKとの1対1を制して先制した。

 過去に2度県3位に入った歴史を持つ公立校、川口北は左のFW森山魁斗(3年)、右のFW松山健作(3年)の両翼が力強い仕掛け。相手のパスワークに対して焦れずに守り、ボールを奪ってから切り替え速く攻めて、ロングボールやドリブル突破などからシュートまで持ち込もうとした。

 だが、西武台はCB飯塚瑛二(3年)や大塚が高さを発揮。そして、GK高麗稜太(3年)の切り替え速いスローからすぐに攻め返す。1-0で折り返した後半3分には右SB小室佳祐(3年)の縦パスから深代が右サイド深い位置へ抜け出し、後方へパス。これを受けた若谷がカットインから左足クロスを上げると、飛び込んだMF齋藤紀樹(3年)が頭で2点目のゴールを決めた。

 さらに5分、右サイドで大塚からのパスを受けた浦上がクロス。これを深代が鮮やかなオーバーヘッドシュートで決めて会場を沸かせる。そして、15分には左サイドからパスを繋ぎ、深代のスルーパスで抜け出した大塚が右足で決めた。

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