「ここが勝負」。埼玉2回戦注目カードは、西武文理が関東出場校・立教新座を1-0撃破!
ゲキサカ / 2018年10月16日 1時15分
[10.14 選手権埼玉県2回戦 立教新座高 0-1 西武文理高 西武台高G]
第97回全国高校サッカー選手権埼玉県予選は14日に2回戦を行い、西武文理高が関東大会出場校の立教新座高を1-0で撃破。西武文理は27日の3回戦で浦和北高と対戦する。
「ドローで立教さんが (2回戦で対戦すると)決まった時から、『ここが勝負』だと思っていた」。西武文理の3年生は3年前のインターハイ出場を見て入学した期待の世代。山口豊監督はそのチームが上位進出するためには、この2回戦が「勝負」だと考えていた。
今年、練習試合で対戦した際は0-0で引き分け。ともセットプレーを得意とし、後半に“特別な”切り札を持っている。今年の成績は立教新座が関東大会予選準優勝、インターハイ予選3位と大きく上回っていたが、西武文理は埼玉県2部Bリーグで現在最少失点の自信と経験、そして「(下級生中心の相手に対し、)こっちの方が相手よりも気持ち入っていた」(FW澤田颯太、3年)という3年生の思いの強さが紙一重の差をもたらした。
前半は大きな展開の試合となった。西武文理は前線やサイドのスペースにボールを入れて起点を作ると、手数をかけずに澤田がシュートへ持ち込んだ。一方の立教新座はリスクを負わずに試合を進めながら、ボールを繋げるシーンでは後方から丁寧に攻撃を組み立てようとする。
MF新谷圭太(3年)がボールを収め、MF渡邉佑(2年)がドリブルで打開していたが、西武文理のプレッシャーは鋭く、簡単にはシュートシーンを作らせてもらえない。ただし、立教新座もCB南口周矢(2年)とCB清水昭希(2年)中心に相手の攻撃を良く跳ね返し、0-0で前半を終えた。
ともに後半勝負の両校。4分、西武文理が先に動き、MF山本竜也(3年)をピッチへ送り出す。その直後には立教新座がエースFW稲垣輝一主将(3年)とFW細田翔太(3年)を同時投入。互いにゴール前のシーンが増えてゲームが加速していった。
迎えた15分、今度は西武文理がエースFW橋爪健(3年)とFW浅見玲王(3年)を同時投入。互いにカードを切った後も拮抗した展開が続く中、セットプレーが明暗を分けた。25分、立教新座は右中間で獲得したFKから稲垣が左足を振り抜くも、ボールはゴールマウスを直撃。一方の西武文理は31分、浅見が獲得した右CKを自ら蹴り込むと、ファーサイドの橋爪が打点の高いヘッドで競り勝つ。これをゴール前の澤田が頭でコースを変えて待望の先制点。まるで自分のゴールのように喜びを露わにしていた稲垣中心に、西武文理の歓喜の輪が広がった。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
[プリンスリーグ関東1部]9戦未勝利の前期から積み上げた桐生一がセット2発とタフな守りで後期3勝目。選手権予選へ弾みの1勝
ゲキサカ / 2024年10月13日 8時20分
-
負けん気の強い世代が白星を重ねながら成長。駒澤大高は1本を大事に、夏冬連続での全国出場に挑戦
ゲキサカ / 2024年10月9日 20時47分
-
[プレミアリーグWEST]“手堅い”チームに進化してきた東福岡が米子北に1-0で勝利。プレミア残留へ大きな勝ち点3獲得!
ゲキサカ / 2024年9月28日 21時1分
-
[国スポ少年男子]最後まで諦めない守りと鮮やかな崩し。新潟県が強豪・兵庫県を上回り、初戦突破
ゲキサカ / 2024年9月22日 7時38分
-
[国スポ少年男子]埼玉県が青森県のプレスを攻略。攻め続け、後半2発で注目対決を制す!
ゲキサカ / 2024年9月22日 5時21分
ランキング
-
1大谷翔平の走塁ミスをロバーツ監督が非難 異例の苦言に米メディア騒然
東スポWEB / 2024年10月19日 10時45分
-
2最下位の鳥栖、J2降格が決定 2012年に昇格後初めて…監督交代、主力移籍“草刈り場”の苦境1年
FOOTBALL ZONE / 2024年10月19日 17時4分
-
3ゴールまであと10mで悲劇「見ていて辛く」「涙が出てしまい…」X悲痛 箱根駅伝予選会、東海大は落選
THE ANSWER / 2024年10月19日 18時40分
-
4G党歓喜!「永久保存版」「涙出た」「鳥肌たった」 35歳・坂本のヘッスラ2連発に大興奮
スポニチアネックス / 2024年10月19日 21時36分
-
5巨人 35歳・坂本が見せた魂のヘッスラ2連発で待望1勝 流れは確実に変わった!
スポニチアネックス / 2024年10月19日 20時59分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください