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ユース取材ライター陣が推薦する選手権予選注目の11傑vol.3

ゲキサカ / 2018年10月24日 9時3分

DF野田圭悟(東京実高3年)
「Tリーグのパンフレットを見ても、35人の3年生が記載されている東京実のページに彼の名前はない。チームHPではMF登録になっていた野田が、一際輝いたのは22番を付けて臨んだ今予選の2回戦。最終ラインの中央に入ると、3連覇を狙う関東一高を向こうに回し、対人と空中戦の強さをいかんなく発揮。強力アタッカー陣をシャットアウトしつつ、攻撃面でもセットプレー時はその高さで何度も相手ゴールを脅かすなど、王者撃破の重要な一翼を担ってみせた。攻撃力に注目が集まる東京実の中でも、この遅れてきた3年生センターバックの存在は、既に西が丘へ向けて欠かせないピースと言えそうだ」

DFチョン・ユギョン(東京朝鮮高3年)
「1年時から最終ラインを任されてきたチョン・ユギョンが、鮮烈なインパクトを残したのが昨年の選手権予選準決勝。関東一を相手に2つの素晴らしいヘディングとループシュートで、何とハットトリックを達成。ゲームには敗れたものの、圧倒的な存在感を放ってみせた。チームは一昨年の選手権予選、昨年の関東大会予選と選手権予選、今年の総体予選とこの3年間で4度の準決勝敗退を突き付けられており、ピッチでそのすべてを体験してきたディフェンスリーダーは、『もちろん全国が目標ですけど、まずは決勝です。西が丘を絶対超えたいですね』とファイナル進出とその先に待つ悲願を引き寄せるための覚悟を整えている。

DF鈴木俊也(早稲田実高3年)
「選手権には並々ならぬ想いを秘める。大雨に見舞われた昨年度の都予選2回戦の東京朝鮮戦。PK戦で唯一キックを失敗し、チームは敗退。『今まで「自分の左足でチームを救ってきたのかな」と勝手に思っていて、それがまさか自分の左足でチームを負けさせて、3年生を引退させることになるとは思っていなかった』鈴木は涙に暮れた。ただ、その試合が変化のキッカケに。今シーズンはキャプテンを務め、前線を任されることもあったポジションもセンターバックで固定。『先輩には本当に申し訳ないことをしましたけど、あの試合が本当に成長させてくれたのかなと思いますね』と口にする。FC東京U-15深川の先輩に当たる丸山祐市を尊敬するだけあって、得意の左足には絶対の自信アリ。早実の躍進は、この鈴木のハイパフォーマンスと共にある」

DF高橋港斗(修徳高1年)
「国体出場は逃したものの、関東ブロック大会に臨む東京都選抜にも選出された逸材は、入学直前のT3リーグでデビューを飾ると、以降もセンターバックの定位置を確保。パートナーを組む3年生の横須賀郁哉も『全然自分でできちゃうので、そこは安心していますし、逞しいです』と厚い信頼を口に。柏レイソルU-15出身らしい確かな足元の技術は言うに及ばず、フィジカル的な強靭さも持ち合わせているため、修徳伝統の粘り強い守備対応もきっちりこなしており、岩本慎二郎監督は笑いながら『「何でウチに来たんだ」という選手だよね』と独特の表現で高評価を。これからの飛躍にも大いに期待したい1年生だ」

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