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[MOM566]順天堂大DF村松航太(3年)_葛藤、チャンス、刺激

ゲキサカ / 2018年10月24日 23時15分

粘り強い守備をみせるDF村松航太

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.20 関東大学L1部第17節 明治大0-0順天堂大 江戸川陸]

 前半からチャンスの場面はほとんど明治大だった。しかし順天堂大はDF村松航太(3年=清水ユース)を中心としたDFラインがしっかりと鍵をかける。村松自身も前半15分のゴール前の混戦、後半14分のMF森下龍矢に許したシュートのいずれもをかき出し、得点を与えなかった。

「明治大とやるときはいつもこんな感じになる。明治大は個人的に一番負けたくないチーム。毎年プロに5人くらい行くじゃないですか。勝てれば一番良かったですけど、他の11チームの中でも順位がどこでも一番負けたくないチームなんです」

 個人としては葛藤の中で1年を戦っているという。元来、SBを志望する村松だが、高校時代からチーム事情でCBに回されている。171cmの身長のこともあり、常に不安を持ちながらプレーしているというが、周囲は村松をCBで起用し続けた。高校時代からプロへの意識を常に持ち続けてプレーしているが、当時コンビを組んだ長身DF立田悠悟はトップ昇格を勝ち取ったものの、村松には最後まで“プロ”からの声がかかることはなかった。

「焦りはありますよ。このままCBをやってて、どこかプロにかかるのかなとか。責任感のあるポジションなので嬉しいですけど、進路のことを考えると、ね。もし1年生の時からずっとSBをやっていたら俺も(旗手)怜央みたいに代表の選手になれていたのかなとか考えることもあります」

 今季より特別指定選手の規定が変わったこともあり、3年生以下の有望選手には早くからプロの視線が集まっている。実際、同僚のFW旗手怜央(3年=静岡学園高)は川崎Fへの入団を決めている。そしてそんな村松にも今年6月、あるチャンスがやってきた。鹿島アントラーズから練習参加のオファーが届いたのだ。主力のDF昌子源とDF植田直通がワールドカップに参加していたためだったが、札幌との練習試合でプレー。そこで改めてプロ入りへの意識を高めた。

「ジェイ選手とマッチアップしました。やれないことはないなと思ったけど、やっぱり空中戦は勝てないなと(笑)。選手では西大伍選手が凄いと思った。プレーが日本人離れしていた。結局SBやりたいからSBをみてしまう。CBとかも見るけど、一番見るのはSB。内田篤人選手とはお話もさせてもらいました」

「あと衝撃だったのが大岩(剛)監督。今までに出会ったことのない監督だなと思った。鹿島ってユースをみていても、勝利へのスピリット、執着心がずば抜けてる。それを監督が体現しているんだなと思った。たった1度の練習試合でしたが、自分が出たのはB戦だったのに、超熱くやるんだぞ、みたいな。試合前なのにスゲーなって思ってしまいました」

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