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舘向FK弾!初V王手!走って戦い抜いた花巻東、“経験”も力に夏の王者撃破! :岩手

ゲキサカ / 2018年10月24日 20時19分

前半17分、先制FKを決めたCB舘向優也中心に笑顔の花巻東高イレブン

[10.24 選手権岩手県予選準決勝 盛岡商高 0-1 花巻東高 いわスタA]

 花巻東が初V王手! 第97回全国高校サッカー選手権岩手県予選準決勝が24日に行われ、インターハイ予選優勝校の名門・盛岡商高と花巻東高が激突。1-0で勝った花巻東は、4日の決勝で初優勝を懸けて遠野高と戦う。

「今日は良く練習でやってきたことを出せた。とにかくファイトしてゴール前でしっかり戦ったことが次に繋がった」。昨年度の選手権予選は1-7、今夏のインターハイ予選でも0-5で敗れている盛岡商を完封。“岩手2強”の一角を崩して決勝進出した花巻東の白瀧慶監督は、自分たちのやるべきことを徹底し、最後まで集中して戦い抜いた選手たちを讃えていた。

 両校ともに同級生たちがゴール裏から大応援を繰り広げ、熱気のあるゲームだった。その試合序盤はカウンター狙いの花巻東に対し、盛岡商がボールを握って押し込む展開。7分には盛岡商が左CKを頭で繋ぎ、最後はCB高橋夢羽(3年)が頭で押し込もうとする。だが、花巻東はゴールライン上でMF佐々木南央斗(3年)がクリアしてピンチを逃れると17分、相手の背後を狙った攻撃でビッグチャンスを得る。

 花巻東は運動量がウリのFW小松哉生主将(3年)が相手の背後へ上手く抜け出してゴールへ迫る。必死に追走した盛岡商CB中村涼(1年)のタックルが得点機会阻止と判断され、一発退場となってしまう。数的優位を得た花巻東は、ゴール正面右寄りの位置で獲得したこのFKから先制点を奪った。

 GKからボールを隠す形で立っていた小松が動いた瞬間に、MF安孫子正和(2年)がキックフェイント。そして、すぐに反応したキッカー役のCB舘向優也(3年)が「1人フェイント入れて、壁が跳びそうだったら下に蹴ろうかなと思っていて、跳びそうだったので下に蹴りました。緊張しました」という右足シュートを壁の下へ通し、ゴール右隅を破った。見事なゴールを決めた舘向は「今までで、一番嬉しかったです」と笑顔。その背番号4を紫色のユニフォームが、手荒く祝福していた。

 一方、盛岡商はボールを握って外から反撃。MF林下舜(2年)のドリブルや破壊力のあるFW村井勇仁(3年)とMF上田有聖(3年)の動きなどを活用し、むしろ人数の多い相手よりも攻撃時間を伸ばしていた。だが、32分に前線で粘った上田のスルーパスに林下が走り込むも、花巻東CB舘向がカット。また、クロスを164cmの相手GK藤本勇飛(3年)に処理されていた盛岡商は、イージーミスも増えて相手を飲み込むことができない。

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