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今年も走り勝つチームに。昨年度全国4強の上田西が延長戦制して長野決勝進出!

ゲキサカ / 2018年10月29日 18時55分

上田西高が延長戦の末、決勝進出

[10.27 選手権長野県予選準決勝 松本一高 0-1(延長)上田西高 アルウィン]

 旋風巻き起こした昨年度に続く全国へ、あと1勝! 第97回全国高校サッカー選手権長野県予選準決勝が27日に行われ、昨年度の全国大会で長野県勢初の4強入りを果たした上田西高が、松本一高と対戦。延長後半6分にCB藤田英輝(3年)が決めた決勝ヘッドによって1-0で勝った。上田西は11月3日の決勝で都市大塩尻高と戦う。

 今年も走る力と、継続できる力で勝つチームになってきている。MF井出大輔(3年)が「このサッカーはどうしても苦しいと思う。でも、上田西は走るフィジカルサッカーだと思って入学してきている。去年、結果も出ているのであとは監督、コーチを信じてひたむきにやるだけですね」と語るように、昨年の「結果」も自信に12km走や1km7本のインターバル走などに取り組んできた上田西がこの日も走り勝った。

 昨年度の準決勝でPK戦の末に勝利している松本一との再戦は、膠着した試合展開となった。上田西は前線へロングボールを入れ、いずれもスピードのある井出やMF小山光(3年)、そして昨年度の全国大会で活躍した10番FW田中悟主将(3年)が相手の背後やこぼれ球を狙って攻撃に繋げる。7分には井出の右ロングスローからCB畑島卓真(1年)が決定的な右足シュートを放ち、16分にはインターセプトした田中がドリブルシュート。その後も井出のロングスローなどによってゴール前のシーンを増やしていた。

 だが、白尾秀人監督が「攻撃で決定的なところを決められなかった。もう一歩のところでまだまだ入っていけない。昨年は入っていけた」と指摘し、攻撃の工夫の部分も求めていたように、全体的に不満の内容。ただし、守備ではあと一歩が出ていた上田西は、前線からのプレッシングで取り切れなくても、相手のフィードを足に当ててカットするなど相手にも思うようなサッカーをさせなかった。

 対する松本一はCB中島啓至(3年)を中心に相手のパワフルな攻撃を跳ね返す。奪ったボールを10番MF関大成(3年)が左右へ動かし、俊足FW小松生邑(2年)や1年生ドリブラー・増澤直哉を活用。チャンスは少ないものとなったが、後半10分には右スローインからサイドの局面をMF水谷光希(3年)が打開し、交代出場のFW岡田海斗(2年)がGKとの1対1を迎える。だが、上田西は昨年からの守護神、GK小山智仁(3年)が鋭い飛び出しでストップ。均衡を破るゴールは生まれない。

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