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インハイ8強の富山一、圧巻6発で全国再挑戦へあと一つ!! 指揮官バースデーを勝利と歌で祝福:富山

ゲキサカ / 2018年11月3日 20時36分

チームの4点目を決めた富山一のエースFW小森飛絢(3年)

[11.3 高校選手権富山県準決勝 富山一高6-0富山中部高 小矢部市陸上競技場]

 第97回全国高校サッカー選手権富山県大会は3日、小矢部市陸上競技場で準決勝を行った。第1試合では、4年連続の県制覇を狙う富山一高と過去8回の全国出場を誇る富山中部高が対戦。後半のゴールラッシュで6-0の大勝をおさめた富山一が、ベスト8入りを果たした夏に続いての全国出場に王手をかけた。

「ハッピーバースデー、一朗〜♪ハッピーバースデー、一朗〜♪」。4年連続の決勝進出が決まった直後、富山一の応援席からは祝福の歌が鳴り響いた。この日は大塚一朗監督の54歳の誕生日。「僕がドーナツを買ってくるのが恒例なので、催促の『おめでとう』ですよ。しかも、呼び捨てにしやがってね(笑)」と冗談めかした指揮官だったが、大量6ゴールによる祝福には素直に頰を緩ませていた。

 試合は「前半は固さが目立った。不慣れなグラウンドもあって、試合を運べなかった」(大塚監督)との言葉どおり、ややピリッとしない立ち上がりを迎えた。コンパクトな4-4-2で激しく体を寄せてくる富山中部に対し、なかなか思うような攻撃を繰り出すことができず。インハイ得点王のFW小森飛絢(3年)にボールが入っても、なかなか次のパスが通らなかった。

 前半17分には決定的なピンチ。富山中部のFW砂子慧心(3年)の左CKにFW田原弘樹(2年)が左足ボレーで合わせると、そこから波状攻撃を繰り出された。同30分にようやく初めて決定機。だが、MF山田桂大(3年)のミドルシュートは190cmの守護神GK細岡玄に防がれ、こぼれ球に詰めたFW佐々木大翔(3年)の左足シュートも細岡のビッグセーブに阻まれた。

 それでも前半38分、決定機を逃したばかりの佐々木が試合を動かす。左サイドを駆け上がったDF真田滉大(2年)の折り返しにFW中崎拓未(3年)がニアサイドでつぶれると、逆サイドからこぼれ球に反応した佐々木が左足を一閃。今度は落ち着いてゴールに流し込み、「シュートが上手かったらもっと取れる」(大塚監督)と要求されてきた背番号8が存在価値を示す先制弾を記録した。

 1点のリードで楽になったのか、後半の富山一はゴールラッシュを披露した。まずは14分、真田の左CKは細岡にパンチングでクリアされたが、セカンドボールを拾ったMF加治駿佑(3年)がミドルシュートを叩き込んで2-0。さらに18分、左サイドを駆け上がった小森が鋭いクロスを送ると、全速力でニアに飛び込んだ佐々木がヘディングで流し込み、リードを3点に広げた。

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