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「リベンジをしたい」。佐野日大が4-0で栃木準決勝突破、宿敵・矢板中央との決勝へ

ゲキサカ / 2018年11月5日 8時46分

FW小松虎太郎(11番)のゴールなど、佐野日大高は4得点を奪って快勝した

[11.3 選手権栃木県予選準決勝 足利大附高 0-4 佐野日大高 栃木グ]

 攻守の中心がきっちり仕事をこなす形で、佐野日大高が矢板中央高の待つ栃木県予選決勝戦へと駒を進めた。

 佐野日大の守備は川又大昌(2年)、大塚健斗(3年)、山本龍雅(3年)の3バックが中心となり、攻撃はターゲットマンのFW山田大樹(3年)、細谷洸太(3年)と小松虎太郎(3年)の2シャドーが中心となる。この前後ろに位置する3枚が、それぞれ持ち味を存分に発揮した。

 前半立ち上がりから山田が前線でボールを収めると、細谷の卓越した個人技と、小松の前への推進力が噛み合わさって、足利大附高を押し込んだ。12分、右サイドでスローインを得ると、右ウィングバックの溝口寛人(3年)がロングスローを送り込む。ニアで大塚がヘッドで繋いだボールを、細谷がオーバーヘッドシュート。これが決まり、佐野日大が先制に成功した。

 その後も18分に細谷のキープから左ウィングバックの岡本海(3年)のクロスを山田が頭で狙い、20分にはこぼれ球をボランチの廣瀬龍弥(3年)が強烈ミドルシュート。さらに攻め手を強める佐野日大は、28分に細谷の縦パスを受けた小松がカットインからシュートするが、これは左ポストを叩いた。佐野日大は35分にも細谷のドリブルのこぼれを岡本がループシュート。バーを叩いたこぼれを溝口がヘッドで狙うが、枠を逸れた。

 決定機をモノに出来ない流れだったが、ここで佐野日大の3バックを中心にした守備陣は焦れること無く、高い集中力を保ち続けた。MF川島悠(3年)を軸にした足利大附の高速カウンターに対し、ロングボールを長身CB大塚が弾くと、川又と山本が的確なカバーリングを見せ、ゴールを割らせなかった。

 後半に入ると、ようやく守備陣の奮闘に攻撃陣が応える。6分に山田が左CKからの混戦を押し込んで2点目を挙げると、直後の8分には右サイドを細谷がドリブルで崩してシュート。このこぼれ球を小松が押し込んで、試合を決定付ける3点目を奪った。

 前に出るしか無くなった足利大附は、よりリスクを負って攻勢に出て来た。佐野日大は最後まで落ち着いた守備を展開する。35分には左サイドの展開から川島がシュートを放つが、これは佐野日大GK関海斗(3年)ががっちりキャッチ。さらに38分にはCBからFWにポジションを上げて来た寒澤颯がPA内で強烈なシュートを放つも、これは佐野日大が身体を張ってブロック。攻め込めど、佐野日大の堅い守備を崩しきれなかった。

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