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PK戦で夏の優勝校突破!長崎南山が3年ぶりの決勝進出:長崎

ゲキサカ / 2018年11月6日 20時12分

PK戦勝利を喜ぶ長崎南山高イレブン

[11.3 選手権長崎県予選準決勝 長崎南山高 1-1(PK4-2)長崎日大高 トラスタ]
 
 長崎南山が夏の優勝校撃破! 3日、第97回全国高校サッカー選手権長崎県予選準決勝が行われた。インターハイ予選優勝の長崎日大高と長崎南山高との一戦は、1-1で突入したPK戦の末、長崎南山が4-2で勝利。長崎南山は3年ぶりの優勝を懸けて、11月11日の決勝で長崎総合科学大附高と戦う。
 
 3年前の全国出場を見て長崎南山に入学してきた世代が全国に王手を懸けた。PK戦はこの日、獅子奮迅の働きをしていた1人目・MF小畑壮介主将(3年)のシュートが右ポストを直撃。苦しいスタートとなったが、PK戦前に小畑からキャプテンマークを渡されていた副主将のGK緒方大輝(3年)が、この日1得点の長崎日大1人目・FW藤本蓮(3年)のシュートを左へ跳んでストップする。

 長崎南山は2人目のMF前田優人(3年)からMF本川大(3年)、そして「南山はPKの練習は毎日していて本当に自信しかなかったです」というMF田中遼太朗(3年)が連続で成功。右サイドで奮闘していた4人目SB堀江泰介(3年)が枠を外した長崎日大に対し、長崎南山は5人目の10番FW稲田龍(3年)がしっかりと決めて決勝への切符を勝ち取った。 

 長崎南山の村里英樹監督は「今年は粘って勝つしか無い」と苦笑するが、特長も出して掴んだ白星だった。試合は前半17分に長崎日大が先制点。左FW三浦楓生(3年)がサイドを突破して上げたクロスをファーサイドのFW山下真汰郎(3年)が頭で折り返し、最後は藤本が頭でゴールに押し込んだ。

 長崎日大はギャップを取りながら1タッチのパスを連続で通してサイド攻撃。攻守の要・MF牧村拓主将(3年)やMF池田竜大郎(3年)が流れ良くボールを動かし、追加点を狙った。対して、「自分たちは走るのが結構得意な部分でもあるので、そこでは負けないようにしていました」(小畑)という長崎南山は奪ったボールを後方で繋ぎ、長い距離をスプリントする右SB下田健介(2年)らの前方へボールを入れようとする。36分には中央のコンビネーションから最後は本川がフィニッシュ。これはわずかに枠左へ外れたが、37分に同点に追いついた。

 小畑が中央からドリブルで仕掛けて左足シュート。これは長崎日大DFがブロックしたが、混戦から左MF田中がダイレクトで放った右足シュートがGKの手を弾いてゴール左隅に突き刺さった。村里監督も「一発持っている」と評する田中のゴール。今年の特長でもあるワイドの攻撃力が得点に繋がり、試合を振り出しに戻した。

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