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「自分たちが新しい歴史をつくる」。選手権初出場初V目指す三浦学苑が神奈川決勝進出!

ゲキサカ / 2018年11月4日 20時6分

後半10分、三浦学苑高MF能勢海翔主将(6番)が決勝点となるゴール

[11.4 選手権神奈川県予選準決勝 三浦学苑高 3-1 横浜創英高 等々力]

 三浦学苑が初Vへ前進! 4日、第97回全国高校サッカー選手権神奈川県予選準決勝が行われ、三浦学苑高と横浜創英高が対戦。三浦学苑がMF末次怜(3年)の2得点1アシストの活躍などによって3-1で勝ち、7年ぶりの決勝進出を果たした。三浦学苑は11日の決勝で桐光学園高と戦う。

 自分たちが新しい歴史をつくる――。三浦学苑は今夏のインターハイ予選で初優勝し、全国大会でも強豪・東福岡高を破るなど8強入り。自信を掴んだ一方、選手たちは目標の日本一を成し遂げられなかったことを悔しがる。

 インターハイ優秀選手のFWウォー・モハメッド(3年)は「インターは全国出たけれどもベスト8で終わってしまった。『全国制覇』ということを練習の中でもずっと言っているし、自分もしたいと思っている」と口にし、MF能勢海翔主将(3年)も「初出場初優勝ということをゴールとして見ているので、その思いは強いと思います。新しい歴史をつくると思ってやっています」と説明する。

 現在の目標は、“衝撃的な”初出場初優勝を果たした12年インターハイと同じく「選手権初出場初優勝」。それを果たすために意識高い日々を送る三浦学苑が夏からの成長も示して神奈川決勝へ駒を進めた。

 前半、ポゼッションに特長を持つ横浜創英に持ち味を発揮させなかった。枝村隼人監督が「くさびを入れさせずに連動したプレーをしてくれた。2列目を潰してくれた」と評したように、ウォーとFW川上渚(3年)を筆頭とした前線からのプレッシングで横浜創英のパスワークを封鎖。横浜創英が後半勝負だったとは言え、同校の宮澤崇史監督に「思っていたよりも繋げなかった」と言わしめる守備を見せた。

 その三浦学苑はボールを握る部分で夏からの進化を印象づけた。枝村監督も「(インターハイでは)ポゼッションできなかった。(きょうは)スペースを上手く活用することができたと思います」と頷いていたが、ギャップでボールを受けながらテンポの良いパスワークを披露。ラストの精度を欠いてしまっていたが、それでもセットプレーから決定機を作り出すなど横浜創英を押し込んだ。

 横浜創英も1タッチでボールが動いた際はPAまで押し返し、また俊足エースFW綿谷航平(3年)のスピードも活かして局面を破ろうとする。だが、CB今野功基(3年)やCB池崎鉄人(3年)がケアして守る三浦学苑が先制点を奪う。前半38分、縦パスをウォーが競り勝つと、PAに飛び込んだMF杉山十椰(3年)がPKを獲得。これを末次が右足で決めて先制した。

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