出水中央は2年生アタッカー2人がFK弾。三山は準決勝・神村戦もチャンスで「仕留めたい」:鹿児島
ゲキサカ / 2018年11月9日 12時1分
[11.8 選手権鹿児島県予選準々決勝 出水中央高 4-1 樟南高 桷志田サッカー競技場]
出水中央高は2年生アタッカーの2人が直接FKを決めた。2-0の前半24分、トップ下のMF木場駿之介(2年)が右サイドから左足で蹴り込んだボールがゴール前の混戦を通過。そのままファーサイドのゴールネットに吸い込まれた。さらに39分には、FW三山夢貴(2年)が左サイドから放った右足FKがファーサイドのゴールネットを揺らす。彼らのFK弾が試合展開をかなり楽なものにした。
ベルギー代表MFエデン・アザールが憧れという三山は、先発メンバーで最も小柄な164cm。だが、「ボール扱う技術や、大きい相手よりも自分の方が先に体入れれば収められるところ」を武器に前線でボールを収め、攻撃時間を増やすFWだ。
加えて、右足のキックは自信を持っている部分。183cmのDF宮川竜飛(3年)や180cmのDFヨム・テファン主将(3年)をはじめ、長身選手の多い出水中央の強みをそのキックで引き出している。
「セットプレーではほとんど負けないと思います」と三山。準決勝で戦う神村学園高は今年2冠の王者だが、「ボールを握られても、(セットプレーやショートカウンターで)ゴールに何本かは向かっていけると思っているので仕留めたい」と意気込んでいる。
三山は熊本ジュニアユース時代に神村学園中とリーグ戦で対戦。当時は負けていないというだけに自信を持って戦い、自分やチームの強みを発揮して王者撃破を果たす。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2018
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