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「謙虚さ」「感謝」「信じる」をテーマに戦った駒澤大高が帝京撃破!2年ぶりの全国へ:東京B

ゲキサカ / 2018年11月18日 8時29分

駒澤大高が2年ぶりに全国へ

[11.17 選手権東京都Bブロック予選決勝 帝京高 1-2 駒澤大高 駒沢陸]

 駒大高が2年ぶりV! 第97回全国高校サッカー選手権東京都Bブロック予選決勝が17日に行われ、FW羽鳥陽祐(3年)とCB齋藤我空主将(3年)のゴールによって駒澤大高が帝京高に2-1で勝利。駒大高は2年ぶり4回目となる全国大会出場を決めた。

「謙虚さ」「感謝」「信じる」の3つのテーマを持って戦った駒大高が東京制覇を果たした。前半7分、駒大高は右SB山田英生(3年)のロングスローからニアのMF江藤惇裕(3年)が左ポスト直撃の右足シュート。跳ね返りを狙ったMF涌井蓮(3年)のヘディングシュートもクロスバーを叩いたが、ゴール前で待ち構えていた羽鳥が頭でゴールへ押し込んで先制点を挙げる。

 駒大高は畳み掛ける。26分、江藤の右FKに対し、相手のクリアが甘くなったところを見逃さない。ファーサイドの涌井が鋭いラストパスをゴール前へ通し、これを齋藤が右足シュート。早くも2点のリードを奪った。

 帝京はMF三浦颯太(3年)やFW佐々木大貴(3年)を中心に複数の選手が連動し、テンポよくボールが動き始めていた中で痛恨の2失点目。28分にはMF中島涼太(3年)、31分にもMF石川航大(2年)を投入し、巻き返しに出る。そして、コンビネーションで狭い局面を打開し、PAまで押し込んだ。だが、駒大高の堅い守りに阻まれ、逆にカウンターから羽鳥に抜け出されるなど、前半を0-2のまま折り返すことになった。

 ただし、東京朝鮮高との準決勝を0-2からの4ゴールによって制している帝京の士気は全く落ちない。佐々木も「慌てることなく、2点だったらひっくり返せるだろうというのがあった」。だが、駒大高が帝京の前に立ちはだかる。

 この日、駒大高の大野祥司監督は詩人・相田みつを氏の言葉から、「謙虚さ」「感謝」「信じる」を決勝のテーマとして選手たちに与えていた。これに対し、昨年から主軸の山田は「2点で奢らない。2点あるから大丈夫とか、そういうの無しで、自分たち力無くてまだ何があるか分からないから、しっかり集中してやろうという謙虚さは持っていた」と振り返っていたが、テーマとされたその言葉が選手たちの集中力をより高める要因に。そして、勝ち切る力になった。

 後半、帝京は流動的な攻撃で反撃。だが、駒大高はボールを奪うと、前線やオープンスペースへの配球からFW原田大渡(2年)の献身的にキープするなど相手を押し返す。それでも、20分、帝京は敵陣PAやや外側でボールを奪い返した佐々木が右足シュートを右隅に決めて1点差。駒大高にプレッシャーをかけた。

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