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桐生一との激闘制す!王者の重圧乗り越えた前橋育英が全国までの「時間」得る

ゲキサカ / 2018年11月19日 7時28分

“上州の虎”前橋育英高が全国連覇に挑戦する

[11.18 選手権群馬県予選決勝 前橋育英高 2-1 桐生一高 正田スタ]

 前年王者・前橋育英が全国へ! 第97回全国高校サッカー選手権群馬県予選決勝が18日に行われ、昨年度日本一の前橋育英高が後半アディショナルタイムにFW室井彗佑(3年)が決めた決勝点によって桐生一高に2-1で逆転勝ち。5年連続22回目の全国大会出場を決めた。全国大会の組み合わせ抽選会は19日に行われる。

 プレッシャーを乗り越え、前橋育英が全国に戻ってきた。選手権覇者として注目を集め続けてきた1年間。インターハイ初戦敗退など悔しい経験もしてきた前橋育英だが、必ず選手権に出場しなければならないという思いを持ってきた。苦しみながらもそれを成し遂げた選手たち。主将の右SB若月輝(3年)は「出ないのに優勝旗を持っていく。それだけは避けたかった。見えないプレッシャーが本当に大きかった。まずは一つクリアです」と語り、山田耕介監督は彼らを「選手たちは相当プレッシャーを感じていたと思います。そのプレッシャーに負けずに頑張った。逞しくなったと思います」と讃えていた。

 今年、新人戦決勝や10月のプリンスリーグ関東で前橋育英に勝利している桐生一は、5バックで重心を後ろに置きながら、攻撃時はリベロのDF中野就斗主将(3年)が前線に上がる変則システムで戦った。序盤は非常にピリピリした空気の中での攻防戦。後方からボールを繋いで攻撃を組み立てる桐生一は、仙台内定MF田中渉(3年)が余裕のあるボールキープから左足でサイドへ展開し、前橋育英は松本内定FW榎本樹(3年)の頭やスペースへ抜け出す室井へボールを入れて相手にプレッシャーをかける。

 15分頃から徐々に前橋育英のペースになった。新潟内定MF秋山裕紀(3年)が相手のキーマン・田中へ鋭いアプローチを見せるなど、前橋育英は寄せの速さで桐生一のポゼッションを封鎖して速攻。右の近藤友喜(3年)と左の森隼平(3年)の両SHがサイドの攻防戦で主導権を握っていたこともあり、その突破やコンビネーションによる崩しからシュートチャンスを作り出していた。
 
 前橋育英が攻守に渡ってその力を発揮し始めていたが、桐生一も負けていない。守備範囲広く、相手との接触を怖れずに身体を張るGK杉浦駿介(3年)中心に集中した守りを見せる。そして、37分にはFW小澤謙登(3年)がDFの股間を通すドリブルから右足シュートを打ち込んで応援席を沸かせていた。

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