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[清宮×外池]早稲田大優勝記念特別対談vol.2 相馬事件

ゲキサカ / 2018年12月3日 22時57分

10月20日の国士舘大戦で相馬が激しいタックルを受けて一時騒然となる場面があった

 今年の早稲田大を象徴する選手に相馬勇紀(4年=三菱養和SCユース)がいる。今季の関東1部アシスト王は、夏場、来季の入団が内定している名古屋グランパスに特別指定選手として参加。起爆剤となり、チームの低迷を救った。しかしそんな大黒柱を巡って、ある日、“事件”が起こっていた――。

▽vol.1スローガン『ドライブ』誕生

<相馬事件>

外池 「相馬は大学の中でも注目されている花形選手。シーズン終盤、強化指定選手というシステムで10月19日金曜日の夜に名古屋グランパスでJリーグの試合に出て、翌日土曜日の大学でリーグ戦の国士舘大戦に出て、両方で結果を出すということをしたんです。でも大学のリーグ戦で相手が相馬を止めれば名が上がるじゃないですけど、結構みんな当たりを強く来るんです。それで国士舘大戦の途中、アフター気味にファウルを受けることがあって、(相馬が突っかかって)試合中に騒然となったんです」

清宮 「おー、それで?」

外池 「大勝した試合だったんですけど、相馬もふてくされてて。でも試合後にスタンドにいる選手を指名してしゃべらせるということをさせているんでが、その日はその試合で初めてメンバーから外れた小笠原学が話すことになったんです。そこで相馬に向かって『お前のあのプレーはあり得ないから。お前があれで退場にでもなったらどれだけチームに迷惑かけることになるか考えたのか。俺は許さないから』って言い放ったんです」

清宮 「いいねー。今年のチームじゃないとということだろうね。結果が出ないチームだと、そういう発言をする場もないし、そもそも発言が出ない」

外池 「本来であれば相馬は連日の試合で活躍して褒められてもいいと思うんです。でも相馬自身も注目度が上がっている中で、そういうことを言ってくれる仲間がいることで地に足をつけることが出来たんじゃないかなと思います。だから僕は嬉しかったというか、そこで優勝できるようなチームってこういうチームなんだろうなと思いました」

清宮 「そういう『場』を作るのが監督の仕事なんだよな。それが外池くんの仕事だよ。選手が主役であるのは当然なんですけど、いろいろな『場』を作ってあげられるかというのが、出来る監督と出来ない監督の差なんだと思うよ」

国士舘大戦の試合後。外池監督はこの試合の“事件”で優勝を確信したという

<主務、学連の選手が出場>

清宮 「今年は対戦相手によって戦い方を変えていくわけ?」

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