10人の東京V、セットプレーで大宮撃破!! 11年ぶりJ1昇格へプレーオフあと2勝
ゲキサカ / 2018年11月25日 20時42分
[11.25 J1参入プレーオフ1回戦 大宮0-1東京V NACK]
J1参入プレーオフは25日、NACK5スタジアム大宮で1回戦を行い、J2リーグ戦5位の大宮アルディージャと同6位の東京ヴェルディが対戦した。後半途中に数的不利となった東京Vがセットプレーで先制し、10人のままリードを守り切って1-0で勝利。11年ぶりのJ1昇格に向け、12月2日の2回戦では横浜FCと敵地で対戦する。
1回戦、2回戦、決定戦の3段階で行われるJ1参入プレーオフは今季スタートした制度。1回戦ではJ2リーグの3位と6位、4位と5位がそれぞれ対戦し、勝者同士が2回戦に進出。2回戦の勝者が決定戦に進み、J1リーグの16位と対戦し、ここでの勝者が来季のJ1リーグに参戦する仕組みだ。なお、90分間を同点で終えた場合は上位チームの勝ち抜けが決まる。
しかし、今季はJ1クラブライセンスを持たないFC町田ゼルビアが4位に入ったため、J1参入プレーオフ参加権を持つJ2クラブが3つだけとなった。これにより、3位の横浜FCが2回戦へのシード権を獲得。1回戦は大宮対東京Vの1試合だけとなった。この試合の勝者が横浜FCとの2回戦を戦い、12月1日に決まるJ1リーグ16位と決定戦で戦う。
ホームの大宮はJ2第42節の岡山戦(◯1-0)から先発1人を変更。警告2枚で退場したMF嶋田慎太郎に代わって出場停止明けのFWマテウスが入った。対する東京Vも第42節の町田戦(△1-1)から1人を入れ替えた。FWアラン・ピニェイロがベンチスタートとなり、FW佐藤優平が先発に名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]
序盤の主導権を握ったのは15日に亡くなった故・藤川孝幸氏を悼んで喪章を着けて戦う東京V。ボランチのMF井上潮音が積極的にボールに関わり、敵陣でプレーする時間帯が続いた。前半16分、右サイドの競り合いで大宮DF酒井宣福が佐藤を倒してプレーが中断されると、同18分には東京VのMF内田達也がMF三門雄大へのファウルで警告が出されるなど、激しい球際のバトルも見られた。
前半20分過ぎからは東京Vの右サイド攻撃が猛威を振るう。右のハーフスペースを突くMF渡辺皓太が鋭いシュートで相手守備陣に脅威を与えると、レギュラーシーズン全42試合出場のFW奈良輪雄太が右サイドを立て続けに突破。同25分には佐藤が惜しいミドルシュートを放った。一方の大宮はFW大前元紀とマテウスの2トップになかなか良い形でボールが入らない。
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