[関東]法大FW上田綺世「意識しちゃったかも」…U-21代表の同僚GK小島亨介と対峙もシュートはポスト
ゲキサカ / 2018年11月25日 21時24分
[11.25 関東1部第22節 早稲田大1-2法政大]
25日に行われた関東1部リーグの最終節、第22節で、法政大がすでに優勝を決めている早稲田大を2-1で下し、3位でのフィニッシュを決めた。来月12日に開幕する大学選手権(インカレ)には、早稲田大が関東第1代表、法政大は同第3代表として出場する。
法大FW上田綺世(2年=鹿島学園高)vs早大GK小島亨介(4年=名古屋U18)。ともに東京五輪出場を目指すU-21日本代表で主力を成す2人が、敵として相対した。ともにベンチスタートだったが、小島は後半開始から、上田は後半34分から出場した。
見せ場は後半アディショナルタイム1分にやってきた。浮き球で裏を取った上田が、完全に小島と1対1になる。冷静にコースを見極めて小島の左わきを抜き、右隅に蹴り込む。しかしシュートは無情にもポストを叩き、小島の胸に跳ね返ってきた。
普段は相手が誰であろうと臆することなくプレーできるタイプの上田だが、この日ばかりは「多少は意識しちゃったかもしれない」。チームは勝利したが、「無心で打てれば良かった」と終始、反省した。
今季は大学リーグを戦いながら、U-21日本代表の活動を並行して行ってきた。そんな中でアジア大会や先日のUAE遠征では結果も出し続けてきた。だが上田は「成長は感じている」としながらも、「もうひと声というか、もう一皮むけたかった」と、昨季を下回る11得点に終わった大学での成績に納得がいっていない様子。
しかし大学での戦いはまだ残っており、来月12日に開幕するインカレで、今年最後のタイトルを目指すことになる。法政大は昨年度大会で決勝まで進んだが、流通経済大に惜敗。上田自身は決勝に途中出場したが負傷交代を強いられるなど、不完全燃焼に終わった思いが強い。「あの悔しさは決勝でしか味わえない」。背番号20は日本一のタイトルに燃える。
●第92回関東大学L特集
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