任務遂行の「絶対にキーになる」選手たち…昨季準V法政大、新潟医療福祉大に鮮やか逆転勝利
ゲキサカ / 2018年12月16日 14時29分
[12.15 インカレ2回戦 新潟医療福祉大2-3法政大 浦安]
第67回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)は15日、2回戦が各地で行われ、浦安市運動公園陸上競技場の第1試合は新潟医療福祉大(北信越)と法政大(関東3)が対戦。前半19分に新潟医療福祉大が先制するが、後半12分に法政大が同点に追い付く。同13分に再び新潟医療福祉大がリードを奪ったものの、同32分と同40分にゴールを陥れた法政大が3-2の逆転勝利を収めた。2回戦を突破した法政大は17日に行われる準々決勝で関西学院大(関西2)と対戦する。
激しい風が吹き荒れるグラウンドで風上に立った新潟医療福祉大が、序盤から主導権を握って試合を進める。前半16分にはMF上米良柊人(4年=湘南工科大附高)のパスからPA内に走り込んだDF池田友樹(4年=桐光学園高)がフィニッシュまで持ち込むも、DF前谷崇博(4年=G大阪ユース)のブロックに遭ってネットを揺らすには至らず。しかし同19分、上米良が自ら蹴り出したFKのこぼれ球に反応すると、鮮やかなループシュートでゴールを陥れ、攻勢を掛ける新潟医療福祉大が先制に成功した。
1点のビハインドを背負った法政大は前半25分、MF紺野和也(3年=武南高)のスルーパスから最終ライン裏に抜け出したFW上田綺世(2年=鹿島学園高)が、相手選手に寄せられながらもコースをこじ開けてシュートを放つがポストを叩いてしまう。その後も同39分に上米良が蹴り出したCKがクロスバーを直撃するなど、新潟医療福祉大がゴールを脅かす場面を創出し、リズムをつかんだまま前半を終えた。
しかし、前半終了間際の同45分に1枚目の交代カードとなるMF大西遼太郎(3年=磐田U-18)をピッチに送り込んでいた法政大ベンチに焦りはなかった。「準備してきたことが全部飛んでしまうような想定外の風だった」と苦笑した長山一也監督だが、「新潟医療さんには力のある選手が多く、(2回戦から登場する)ウチは初戦だったので失点するかもしれないというのはあったが、1失点で前半を終えられたのは大きかった」と失点は想定内と続けた。
法政大が風上に立った後半は激しく試合が動く。まずは同12分、紺野が蹴り出したCKを前谷がヘディングで叩き込み、法政大が同点に追い付く。しかし、わずか1分後の同13分、MF霞恵介(4年=青森山田高)のパスから右サイドを駆け上がった池田の弾道の低い鋭いクロスに飛び込んだFW矢村健(3年=市立船橋高)が左足で押し込み、新潟医療福祉大が再びリードに成功。同20分には法政大が立て続けにゴールを脅かし、MF青柳燎汰(4年=前橋育英高)、FWディサロ燦シルヴァーノ(4年=三菱養和SCユース)がシュートを放つもGK宗像利公(1年=尚志高)らが体を張って得点を許さなかった。
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