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記者会見で血相変えたリーベル監督「あなたはどこの国から来たのか」

ゲキサカ / 2018年12月21日 23時24分

リバープレートのマルセロ・ガジャルド監督

 22日のFIFAクラブワールドカップ3位決定戦で鹿島アントラーズと対戦する南米代表のリバープレート(アルゼンチン)が21日、UAE・アブダビのザイードスポーツシティスタジアムで公式会見を行い、マルセロ・ガジャルド監督とDFルーカス・マルティネス・クアルタが出席した。

 南米王者として3年ぶり2度目のクラブW杯出場を果たしたリーベルだが、大会初戦となった18日の準決勝で開催国代表のアルアイン(UAE)にPK戦で敗れた。ガジャルド監督は鹿島との3位決定戦に向け、「明日は多くの変更を加える。ベストなコンディションの選手を使いたい」とスタメン変更を明言したが、記者会見ではアルアイン戦の敗戦に関する質問が多く出た。

 クアルタは「私たちはアルアインを過小評価していなかったし、鹿島も過小評価しない」と力説。指揮官も「アルアインを見くびってはいなかった。試合前の記者会見でも『アルアインは危険なチームだ』と言った。明日の状況も同じだ。我々は相手を尊敬して戦うつもりだ」と話す一方、アルアイン戦の敗因についてはコパ・リベルタドーレス決勝の突然の日程変更を挙げた。

 南米王者を決めるコパ・リベルタドーレス決勝の第1戦は11月11日にボカ・ジュニアーズのホームで行われ、2-2の引き分けだった。リーベルホームとなる第2戦は11月24日に行われる予定だったが、会場入りしたボカのチームバスがリーベルサポーターの襲撃に遭うという前代未聞のトラブルが発生。この暴動の影響で試合は延期され、さらに安全面を考慮してスペイン・マドリードのサンティアゴ・ベルナベウで開催されることになった。

 当初の予定より2週間遅れて今月9日に中立地で行われた決勝第2戦を延長戦の末、3-1で制し、2試合合計5-3で南米王者に輝いたリーベルだったが、その後、アルゼンチンに帰国することなく、そのままクラブW杯が開催されるUAEに入った。「(コパ・リベルタドーレス優勝の)お祝いモードから抜け出して試合に集中しようとしたが、それに成功しなかった」。クラブW杯に臨むメンタル面をそう説明したガジャルド監督は「言い訳を探しているわけではない」としながらも、「(コパ・リベルタドーレス決勝第1戦からの)ここ40日間は難しい日々だった。精神的にも疲弊する期間だった。それを克服しようと思ったが、十分にできていなかった」と、コパ・リベルタドーレス決勝第2戦の延期が与えた影響の大きさを強調した。

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