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記者会見で血相変えたリーベル監督「あなたはどこの国から来たのか」

ゲキサカ / 2018年12月21日 23時24分

「決勝の日程が変わり、私たちの計画も変わってしまった。適切な日程ではなかったと思う。私たちのスタジアムでやるべきだったが、(決勝第2戦は)マドリードで行われ、マドリードから飛行機に乗って直接、(UAEに)来た。ブエノスアイレスに帰る時間もなかった。ボカとの第1戦からの40日間、肉体的にも精神的にも難しさがあった。この大会に参加するのは光栄なことだ。コパ・リベルタドーレスに優勝することは簡単ではないし、この大会に参加することは特権だ。しかし、しっかりと競争するにはさまざまな要素が必要だ。準備がしっかりできなかった」

 大会後にチームはアルゼンチンに帰国し、オフに入る。23日にブエノスアイレスに到着する予定で、「ブエノスアイレスに帰るのがとても楽しみだ。いい形で今年を締めくくり、マドリードで達成したことをファンと分かち合いたい」と、今季の成功をサポーターと喜び合う瞬間を待ちわびる指揮官は「クラブW杯で決勝に行けなかったことがファンの出迎えに影響すると思うか」という質問に血相を変えて激高。「そんなことはない。あなたはどこの国から来たのか? アルゼンチン人でなければコパ・リベルタドーレスに勝つ意味は分からないだろう。確かにクラブW杯で試合に負けた。しかし、それはマドリードでの決勝ほど重要ではないんだ」とまくし立てた。

「(クラブW杯の)準決勝で負けた。大事な試合だったのは間違いない。私の話を聞いていなかったようだが、ここにいるのは光栄なことだ。ここに来るのは簡単ではない。コパ・リベルタドーレスを勝つのは簡単ではないんだ。コパ・リベルタドーレスで何が起こったか。ホームマッチを奪われ、別の場所での試合となった。予定より2週間遅れてやらないといけなかった。いろんなことが起こった」。続く質問にそう繰り返すと、「すべての問題を踏まえれば、アルアインに負けたことは最も重要なことではない。私たちはマドリードでタイトルを取った喜びを受け止め、分かち合わないといけない」と、南米王者のタイトルを勝ち取った価値の重要性を強調した。

(取材・文 西山紘平)
●クラブW杯2018特集

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