ユース取材ライター陣が推薦する「選手権注目の11傑」vol.3
ゲキサカ / 2018年12月28日 7時0分
MF佐々木ムライヨセフ(桐光学園高2年)
「左利きで、瞬間的なスピードで相手を切り裂くように交わして行くサイドアタッカー。ボールを引き出す部分ではまだ課題が残るが、オンになってからの切れ味は凄まじい。左のインサイドウィングの西川との桐光学園コンビもこのチームの攻撃の大きなアクセントになる」
MF森山一斗(流通経済大柏高1年)
「爆発的なスピードを持って右サイドを駆け上がるアタッカー。果敢な突破はブロックを作られても破壊出来る力を持っており、左からは佐々木が、右からは彼がスピードアタックを仕掛ける攻撃はまさに脅威だ。負けん気の強さも魅力で、臆すること無く自分の力を出せる男だ」
FW染野唯月(尚志高2年)
「1トップはこの男で決まりだ。屈強なフィジカルと運動量、そして空中戦の強さを駆使して、前線で広範囲に渡ってターゲットになれる『ムービングポストプレーヤー』だ。彼の変幻自在な動きから、個性的な1.5列目が飛び込んで来る攻撃は圧巻だろう」
FW西川潤(桐光学園高2年)
「左のインサイドウィングもこの男しか居ないだろう。今大会最注目の男は、ずば抜けたサッカーセンスを持ち、高度な技術が詰まったドリブルと左足のシュートで、このチームのポイントゲッターとなる。染野との相性も良く、さらに左ウィングバックには同じチームの佐々木が居るだけに、この3枚の関係は想像しただけでもワクワクする攻撃を生んでくれそうだ」
FW渡邉颯太(草津東高2年)
「右のインサイドウィングは抜群の身体能力を誇り、オンの時のバリエーションが豊富なこのアタッカーに決まりだ。178cmの高さと跳躍力、そしてスプリント力にも長け、前線で変化に富んだ動きでポストプレーから裏への飛び出し、クロスへの対応と幅広く出来る。染野とポジションを入れ替えながらプレーすることで、相手守備陣も的を絞りにくくなるだろう」
以下、布陣図は
染野
西川 渡邉
佐々木 森山
武田 藤井 (晴山)
丸山 高橋 長江
(高橋) (丸山)
中川
※次点で帝京長岡高の2年生FW晴山岬を入れたい。彼は右のウィングバックで森山と悩みに悩んだ存在。チームでは2トップの一角だが、フィジカルとスピード、足下の技術に優れ、彼をウィングバックに置いても面白い攻撃が出来るのではと期待し、次点として付け加えさせてもらった。
執筆者紹介:安藤隆人
日本列島、世界各国を放浪するサッカージャーナリスト。育成年代を精力的に取材する“ユース教授”。主な著書は『走り続ける才能たち 彼らと僕のサッカー人生』『壁を越えろ 走り続ける才能たち』(いずれも実業之日本社)、『高校サッカー聖地物語』(講談社)など
●【特設】高校選手権2018
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