一番印象に残るシーンは…小笠原「インサイドキックの大切さを感じた」
ゲキサカ / 2018年12月28日 19時20分
キック一つですべてが変わった――。今季限りで現役を引退する鹿島アントラーズMF小笠原満男にとって、最も記憶に残るシーンは99年ナビスコ杯(現ルヴァン杯)決勝での一コマだったという。
対戦相手は柏。自身はベンチスタートとなり、後半からピッチへと送り込まれていた。2-2のまま延長戦を含めた120分間が終了したため、勝敗の行方はPK戦に委ねられた。両チームの選手が1人ずつ失敗したものの、その他の選手はきっちりとネットを揺らし、サドンデスとなる6人目に突入。ここで、ペナルティースポットに向かったのが小笠原だった。しかし、右足から蹴り出したボールはGK吉田宗弘にストップされてしまう。直後のDF萩村滋則が成功したことでPK戦4-5でタイトルを逃すことになり、「一番印象に残っている」と振り返った。
「自分のインサイドキック一つで、タイトルを失い、すべてが変わってしまった。一つのキックで勝てることがあれば、負けることもある。印象に残るシーンと言われれば、ぱっと出てくるのはそれ」
19年前の場面だが、自分のインサイドキック一つで目前まで迫ったタイトルを逃したことが、すぐさま脳裏に浮かんだ。そして、このミスからインサイドキックの重要性を改めて感じたという。
「ジーコからも、PK戦は運ではない。90分、120分戦い抜いてボロボロの状態でも狙ったところに強いボールを蹴らないといけない。そのためにインサイドキックの練習一つから真剣にやれと言われていた。インサイドキックを狙ったところに蹴る大切さをすごく感じたし、自分のミスで負けたという思いがすごくある」
キック一つの重要性を痛感したからこそ、「今は子供たちと接する機会がるとき、そういう話をしている。インサイドキック一つがすごく大事なんだって」と自らの経験を“後輩”たちへと伝えている。
(取材・文 折戸岳彦)
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