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森保一×二宮清純特別対談「南野はモドリッチ」「堂安は中田ヒデを思い出した」

ゲキサカ / 2019年1月1日 12時0分

森保 技術がない分、判断力を速くして次の展開につなげていくというのは、自分がサッカーの世界で生き残っていくために必要なことだと思っていたので、そこを磨いていったというのはあると思います。

二宮 ウルグアイ戦に話を戻すと、3点取られても4点取ったことの方が僕はいいと思うんですけど、一方で課題も残ったと思うんです。カバーニあたりが突破を仕掛けてくると、なかなか止められないですよね。

森保 そうですね。

二宮 ああいうプレーを日本の勤勉さや連携で止めるとなると、どのような課題がウルグアイ戦で見えてきましたか?

森保 一つは個の力。もっと上げていきたいと思います。ロシアのワールドカップで日本代表がいい戦いをできたというのは、個のレベルが上がって、かつチームとしての連携、連動があったからだと思っています。その中で、二宮さんがおっしゃるとおり、カバーニのような選手が個で突破してくるときには、局面の1対1で勝てるような強さをさらに身に付けていかなければいけないなと思っています。プラス日本の良さであるカバーし合う連携、連動ができれば、世界とも対等に戦っていけると思いますし、より高いところにいけると思っています。

二宮 チームを見ていると、やはり青山敏弘選手が効いているなと思うんですけど、サンフレッチェから一緒にやってきて、彼はある意味、森保イズムの体現者ですよね。彼に期待するのはどういうところですか。

森保 森保イズムというのがどういうものなのかは説明しづらいですが、広島で長く一緒に戦ってきた中で、私がやろうとすることをピッチで体現してくれる選手だと思っています。大前提として代表に選ばれるレベルの選手でなくてはなりませんが、私がやろうとすることをプレーで他の選手に伝え、チームに浸透してもらえればと思います。

二宮 ある意味、分身と言ってもいいんですかね?

森保 メンタル的にはそうですね。プレーに関しては彼の方が全然上ですよ。自分なんかよりよっぽどレベルの高いことをやっています。彼はスーパーなワンタッチパスであったり、見ていて美しいと思うような華麗なプレーも見せますが、泥臭くやり続けることもできます。そこは自分と似たところも持ち合わせてくれているのかなと思います。

二宮 よく規律という言葉を使われていますが、あれはオフトさんの影響ですか? 当時からよくディシプリンという言葉を使っていましたよね。

森保 そうですね。そこはオフトさんの影響が大きいと思います。サッカーをやる上で、ベースとなる規律、立ち返るところがなければ、自由にプレーしていいよと言っても、なかなかその自由なプレーにはつながっていかないのかなと思っています。

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