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大津を追い詰めた伏兵・大分、主将&10番MF山口が語った“中高一貫6年間の成果”

ゲキサカ / 2019年1月3日 9時35分

「6年間やっていれば、この形だったら誰がどこにいるのか分かるし、どこにパスを出してほしいかが分かる。なかには高校3年間だけの人もいるけど、6年間やってきたスタイルの中では、どうやって試合を進めばいいかが分かるし、アイコンタクトだけでプレーできる」と語り始めれば止まらない。

 一方で「全国で通用する武器を感じたけど、改善点も見つけられた」と語ったように、勝てなかったことに自身の力不足も感じた。「一番は1対1で負けないところ。戦術よりも前に1対1で戦えないと話にならない。そこにプライドを持ってプレーしていきたい」。次のステージに向けて、そう意気込んでいる。

 卒業後は鹿児島県の鹿屋体育大に進学する予定。力強いサッカーを志向する一方、近年は湘南ベルマーレ所属のMF松田天馬などテクニシャンも過ごした大学で、さらに心技体を磨く構えだ。「毎年プロの選手を輩出しているし、全国からレベルの高い選手が集まるけど、1年目から試合に関わりたい」と力を込めた。

 また、大分高では再び全国への挑戦が始まる。小野監督は「大分県から外に出る選手が多い中、大分に残ってもこういったサッカーをできることを示すことができた」と手応え。「1〜2年生が半分くらいいるので、ベンチの選手、セカンドのメンバーを組み込めれば面白いチームになる」と期待を寄せた。

 この日の先制ゴールを決め、最後のPKをストップされたMF永松恭聖(2年)は試合後、涙ながらに「3年生に連れてきてもらったのに申し訳ない。来年ここに戻ってきて、今日より上の結果を残して、優勝を目指したい」と語った。永松もまた3歳上の兄・涼介とともに大分中の出身者。こうして歴史は受け継がれ、次のステージに向けた足場が積み重なっていく。

(取材・文 竹内達也)
●【特設】高校選手権2018

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