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ブラインドサッカー日本代表エース川村怜の新年の誓い。「アジアチャンピオンになる」

ゲキサカ / 2019年1月4日 7時30分

――お正月は例年どう過ごしますか?
毎年、年明けにすぐ日本代表合宿があるので、年末年始も、正月も体を動かしていましたが、今年は年末27日あたりから休みました。ブラインドサッカーはすごく脳を使うんですよ。だから1回リセットして、体がサッカーしたくてウズウズするまで待とうと。今まで休むことすら怖くてオフを作れなかったので、「休もう」と思えること自体、成長しているかなと思います。

――正月はスポーツの特番も多いですね
去年、メジャーで活躍した大谷(翔平)選手の特番も印象に残っています。冷静に自分を分析していますよね。ぶれない芯を持ちながら、日本のプロに行っても、その後メジャーに行っても、その環境の中で柔軟に対応している。注目しているのは、競技に取り組む姿勢、考え方の部分です。同世代の人の活躍は刺激になります。自分もいずれ、こんな番組で取り上げられるような選手になりたいです。

――同世代のアスリートで会ったことある人いますか?
同じ年齢の乾(貴士)選手にはラジオの番組で共演させてもらったことがあります。今年は会えないですね。あれだけワールドカップで売れちゃったんで(笑)。その時、彼の学生時代の話が出たんですが、やっぱり練習、練習だったそうです。授業をさぼってまで練習していたそうです。
サッカー関係者以外の取材も増えてきた
――初詣は?
初詣も大事なんですが、それ以上に「1年間、ありがとうございました」という意味をこめて、毎年末に必ず地元・大阪の決まった神社に、御礼参りをしています。

――デフサッカーの日本代表FW林滉大選手が今春、ドイツに挑戦します。川村選手にも海外挑戦の願望はありますか?
仮に僕一人のレベルがあがっても、チームにフィットしなければ、代表にチームの本当の力になれないと思います。ブラインドサッカーという競技は(目が)見えないので
同じ時間を少しでも長くチームメートと過ごして、お互いの理解を深めて、そこから生まれる「あうんの呼吸」みたいなことが大事になってきます。ですから、僕個人のことだけを考えることが許されるなら「ブラジルのチームに入ってやってみたい」みたいなおぼろげな願望はあります。でも、現実的には優先順位は低いです。今年は代表合宿の回数も増えそうですし、一緒に練習する中で世界一を見据えて、世界一を基準にして、選手同士が要求しあえる関係性を作りたいです。

――今年の意気込みを聞かせてください。
3月の「ワールドグランプリ」は、目の前の試合に勝利する。そして試合内容にこだわりたいです。最初から優勝やメダルにこだわると、目の前のこえなければいけない「壁」への意識が薄れる可能性もあります。「壁」をひとつひとつ超えたいんです。「結果」より「成長」を求めていく中で優勝できれば最高です。そのかわり、2年に1度のアジア選手権はチャンピオンになりたい。最新の世界ランク9位の日本は、アジアの中では世界ランク3位の中国、同5位のイランに次いで3番目です。試合は準備してきたものしか発揮できません。ですから、これからも普段の準備で成長を求め続けたいです。

(取材・文 林健太郎)
●障がい者サッカー特集ページ

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