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プレミアリーグ選抜の練習試合は寒波の影響で中止も、100%の力で“熱量ある紅白戦”

ゲキサカ / 2019年2月2日 7時50分

 試合の中でどんどん強度、切り替えのスピードが速くなっていった印象だ。12分、ボールをより支配して攻めていたビブス無し組の前田がループパス。これで抜け出した石田がGKをかわして先制ゴールを決める。ビブス組はその3分後に素早いパス交換から八木が左足シュートを逆サイドのゴールネットに叩き込んで同点に追いつく。さらにハイプレスでボールを奪って勝ち越しのチャンスを作り出した。

 前田が「昨日のゲームよりも途中からはいい雰囲気というか、いいテンションでできたと思いますし、ゲーム以上のものを普段できていればゲームでもそれ以上の力が出せたり、相手を圧倒できたりすると思うので、そこは普段の練習から120パーセントでやっていければいいと思います」と語っていたように、“試合以上”と言えるような熱のあるゲーム練習。コンパクトなフィールドで行われたこともあって、攻守が目まぐるしく入れ替わり、局面の多いゲームとなった。

 結果は22分に鈴木のラストパスから森が決めて勝ち越したビブス無し組が、決めれば試合終了のゴールを再び森が決めて勝利した。岩成監督は質の部分を上げる必要があることを指摘した上で、熱のあったトレーニングを評価。前田は「今日、いい相手とやれると聞いていたので練習になってみんな残念そうにしていた。でも明日、練習試合のある可能性がある。(それへ向けて)全員が高い意識を持ってできていた」と頷き、高木は「監督も言っていたんですけれども、真剣にやることの楽しさもある。高いレベルでやるのは楽しいし、いい練習だったと思います」と微笑んでいた。

 チェルシーやフルハムとのコネクションを持つというフリーランスのスカウトマンが前日の練習試合を見て、この日も午前中からセント・ジョージズ・パークに再訪。プレミアリーグ選抜全体の技術力の高さに関心を寄せ、特に桂、鈴、河井のプレーを評価していたという。「どこでチャンスがあるか分からない」と岩成監督やスタッフから聞かされていた選手たちは、欧州でのアピールに一つ成功。ロンドンの交通状況やグラウンド確保の問題などがあり、もう一試合を行うことができるかは微妙な状況だが、選手たちは常に100パーセントでプレーすることの大切さを再確認してイングランド遠征“最後のトレーニング”を終えた。

(取材・文 吉田太郎)●高円宮杯U-18サッカーリーグ2018 プレミアリーグ特集
●2018高円宮杯プリンスリーグ特集

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