[新人戦]後半ATにMF佐藤が劇的同点弾!“公立の雄”大津が東福岡との宿敵対決をPK戦で制す!
ゲキサカ / 2019年2月18日 19時27分
[2.18 九州高校新人大会準々決勝 東福岡高 1-1(PK3-4)大津高 大津町運動公園競技場]
第40回九州高校(U-17)サッカー大会(九州新人大会)は18日午前、準々決勝を行った。前回大会決勝の再戦、東福岡高(福岡1)対大津高(熊本1)戦は1-1で突入したPK戦の末、大津が4-3で勝った。大津は準決勝でも宮崎日大高(宮崎2)に2-0で勝利。19日の決勝で大会2連覇を懸けて鹿児島城西高(鹿児島1)と戦う。
今年、高校年代最高峰のリーグ戦である高円宮杯プレミアリーグWESTに所属する高体連のチームは東福岡と大津だけ。九州だけでなく、高体連を代表する存在となっている2校による注目対決は大津が制した。
0-1の後半アディショナルタイム、大津は交代出場のMF大島清(1年)が右サイドから中へ持ち込んで大外の左SB麻生恭平(2年)へ展開。麻生が中央へ折り返すと、走り込んだMF佐藤悠平(2年)が左足1タッチでゴール右隅に流し込んだ。
佐藤の4試合連続となるゴールが決まった直後に後半終了の笛。それまでは互いに狭い局面を強引に攻めてボールを失うようなシーンが続いていた。その中で古閑健士監督が「ラストチャンスでようやく(外へ)広がりました。やっぱり外からなんだなと思いました」と評した大津の見事なサイド攻撃。そして、文字通り劇的だった同点ゴールによって大津がPK戦へ持ち込んだ。
迎えたPK戦、先行・東福岡の2人目・終始安定した守備を見せていたCB松永京介(2年)のシュートがゴールマウスを直撃。苦しい展開となった東福岡だったが、GK野見山大(2年)が大津4人目・FW半代将都(1年)のシュートを左へ跳んでストップする。だが直後の5人目、大津はGK福山翔紀(2年)が、右へ跳んで東福岡の10番MF荒木遼太郎主将(2年)の右足シュートを完璧にストップ。直後にMF樋口堅大主将(2年)が右足で決めて大津が宿敵対決を制した。
ともに負けたくないという思いが強く出た試合だった。より守備のアプローチが速く、球際で深く入っていた東福岡は、アンカーの位置に入った荒木やMF國府田駿(2年)のインターセプトからサイド攻撃に繋げ、優勢に試合を進める展開。1トップのFW田中角栄(2年)が正確なポストプレーやターンによって前線で主導権をもたらし、昨年のAFC U-16選手権優勝メンバー・荒木が非常に余裕のあるボールキープで相手の逆を取り続けていた。
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