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中学時代にコンビ組んだ「2つの才能」MF秋山、MF天笠が別々の3年間経て日本高校選抜の中盤で再共演!

ゲキサカ / 2019年3月27日 16時33分

前橋FCの時代にダブルボランチを組んでいたMF秋山裕紀(前橋育英→新潟、左)とMF天笠泰輝(青森山田→関西大)が日本高校選抜の中盤で再共演

[3.9 練習試合 日本高校選抜 0-1 静岡産業大 草薙陸]

 中学時代、前橋FC(群馬)でダブルボランチを組んでいた2人が、日本高校選抜の中盤で再びコンビを組んだ。この日、日本高校選抜は4-2-3-1システムのダブルボランチの一角にMF天笠泰輝(青森山田/3年)が入り、MF秋山裕紀(前橋育英/3年→新潟)がトップ下としてプレー。中学時代以来、3年ぶりに対外試合で“共演”した。

 それぞれの特長を分かり合っている2人は、互いにその良さを引き出すことを考えていたという。強風に加え、不規則にボールが弾む難しいピッチコンディションの中でのプレーだったが、特に2本目は関係性が増し、2人の正確かつ素早いパス交換によって日本高校選抜の攻撃のテンポは上がっていた。天笠は縦パスに加えて左サイドの局面を個で打開するシーンも。一方の秋山は決定的なラストパスを通していたほか、自身もゴール前に飛び出して決定的なシュートを放っていた。

 ただし、秋山は「まだまだ2人でパス交換を増やしていかないといけないし、2人でテンポを作って攻撃の起点を作らないといけない」と反省。天笠も「2本目は話し合って縦パスを増やしたりしたんですけれども、まだまだ足りないところが多いので、しっかりやりたい」と首を振っていた。

 秋山は2年時の選手権で2試合に先発して全国制覇を経験し、3年時はエースとして名門・前橋育英を牽引。攻撃的なボランチは新潟入りも勝ち取った。一方の天笠は高校から直接プロ入りを果たすことこそできなかったものの、選手権で優勝した青森山田高の“影のMVP”と言われたほどの実力者。そして、高校選抜でも攻守の中心人物として欠かせない存在になっている。その2人はお互いの現在についてどう分析しているのか。

 質問に対して間髪入れずに口を開いたのは天笠の方で「レベルが違う」と第一声。そして、「(秋山)裕紀は、この中にいても、レベルが違っていて、自分の中でもここまで差が開いたのかなと。裕紀には同じポジションなので負けたくないですし、このままの状況では何か変えていかないと追いつけないと思う」とプロ入りしてさらに力をつけた“ライバル”との差を認めていた。

 一方の秋山は天笠について「(天笠)泰輝は山田の中心で、自分の中で泰輝は決勝の試合も良かったし、泰輝がいなかったらむしろ山田はあそこまで行けていないと思っていた」という高評価。ただし、この日のプレーについては自身も、“相棒”についても厳し目で「(ピッチコンディションが悪くても)いい選手、上手い選手は自分で考えてやる」と引き締めていた。

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