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“内弁慶”続く意地の日韓ライバル対決…全日本大学選抜は延長で韓国大学選抜に逆転負け

ゲキサカ / 2019年3月18日 12時56分

前半10分にFW旗手怜央の得点で宣誓した全日本大学選抜だったが…

 今夏にユニバーシアード競技大会(2019/ナポリ)を控えた全日本大学選抜が全韓国大学選抜と戦う、『第16回DENSO CUP SOCCER 大学日韓定期戦』が3月17日、韓国の統営市で行われた。永遠のライバル・韓国相手とあって、これまでの戦績は7勝6敗2分とほぼ互角。ともにホームでは負け無しとなっている。
 
 全日本大学選抜は『デンソーカップチャレンジサッカー 堺大会』を経てチームを再編成し、3月6日から約10日間にわたるアメリカキャンプを敢行。アメリカではUCLAなど全米強豪大学相手のトレーニングマッチに4戦4勝。なかでも今大会から全日本大学選抜入りした関西リーグ得点王のFW林大地(大阪体育大3年)が5ゴール、主将のFW旗手怜央(順天堂大3年/川崎フロンターレ内定)とMF三笘薫(筑波大3年/川崎フロンターレ内定)がそれぞれ4ゴール挙げるなど、前線の活躍が光った。

 日韓戦では、好調な林と旗手の2トップをスタメンに起用。両サイドの右を『デンチャレ堺大会』でも攻撃の起点となったMF紺野和也(法政大3年/FC東京内定)とMF森下龍矢(明治大3年)、中盤の底には初の全日本入りとなったMF明本考浩(国士舘大3年)とMF河原創(福岡大3年)、ディフェンスラインは右からDF山原怜音(筑波大1年)、DF本村武揚(流通経済大3年)、DF田中駿汰(大阪体育大3年)、DF中村帆高(明治大3年)が並び、U-22代表入りが発表されたGKオビ・パウエル・オビンナ(流通経済大)がゴールを守った。
 
 試合は早い時間に動いた。立ち上がりから、186センチの長身FWイ・グンヘにボールを集める韓国に苦戦していた全日本だったが、GKオビを中心とした堅守でしのぐと素早い切り替えでチャンスをつくる。10分、右サイドの紺野が得意のドリブルで突破をはかると、そのまま前線にスルーパス。「前半のはじめのほうだったので、(紺野)和也がボールを持ったら相手の裏を狙おうと思っていた」という旗手がこれに反応。「GKの状況を見て」ニアに突き刺したシュートがゴールネットを揺らし、全日本が先制点を挙げる。

 その後も全日本は紺野を中心としたサイドからの攻撃で韓国に揺さぶりをかけるが、次第に韓国にボールを奪われる回数が増えてしまう。「平均身長は韓国のほうが上。セカンドボールで勝負していても分が悪い。どこかでボールを落ち着かせて、つなぎたかった」(松本直也監督)が、落ち着かせどころを見つけられないまま、42分には相手にFKを与えてしまう。この攻撃はしのいだものの、その流れからの左CKを、キン・インギュンが頭で押し込み韓国が同点に追いつく。前半終盤の失点で、試合は振り出しに戻ってしまった。

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