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DF高橋秀典がAチームデビュー戦でゴール!大阪体育大が天皇杯出場に一歩前進

ゲキサカ / 2019年3月22日 22時31分

大阪体育大DF高橋秀典はデビュー戦でゴールを決めた

[3.21 第24回大阪サッカー選手権大会・大学予選1回戦 大阪体育大 3-2 大阪産業大 阪南大G]

 第24回大阪サッカー選手権大会の大学予選1回戦が21日に行われ、大阪体育大と大阪産業大が対戦。MF西田恵(新4年=関西大北陽高)の先制点を皮切りに3点を奪った大阪体育大が3-2で勝利し、天皇杯本選出場に一歩前進した。

 昨年の関西学生リーグ王者・大阪体育大が苦しみながらも、白星を勝ち取った。大体大はDF田中駿汰(新4年=履正社高)がJクラブの練習に参加中。主力候補の1年生も大会規定によりメンバーに登録できず苦しい台所事情だったが、前半4分にGK平田陸(新4年=前橋育英高)のフィードから素早く相手エリアに侵入すると西田が相手GKをかわして先制点をマークした。

 12分にも右CKをDF高橋秀典(新3年=青森山田高)が合わせて大阪産業大を引き離したが、ここからは「2点獲っても、3点目が獲れずに失点する流れは練習試合でも続いていた。今日も合宿で出た課題が露呈した」(松尾元太監督)。

 2点目を決めてからは大阪産業大に流れが傾き、17分にはクリアミスからMF河北祥太朗(新3年=福岡U-18)にゴールネットを揺らされた。前半終了間際に西田のパスから、FWアフラギ・マハディ(新4年=清明学院高)が決めてリードを再び2点差としたが、後半2分には大阪産業大のMF出津真哉(新2年=鹿島ユース)に直接FKを決められてしまう。

 失点後の大阪体育大は全日本大学選抜に選ばれるFW林大地(新4年=履正社高)を投入し、攻撃のギアを上げた。19分には、3列目からのスルーパスから林がゴール前を抜け出し、シュート。33分にはPA内でボールを受けた林が強引に前を向き放ったシュートがGKの隅を突いたが、懸命に戻ったDFにブロックされるなど果敢に4点目を狙いながら、ゴールが遠く、3-2でタイムアップ。松尾監督は「昨年、結果が良かったのはハードワークができて粘り強く守れたから。セットプレーから2失点しているようではリーグ戦で勝てない。攻撃も強いチームなら4、5点獲っている試合で物足りなさが残る。きついのが表情に出ているし、まだまだ戦う集団にはなれていない」と厳しい口調で試合を振り返った。

 内容面で見れば不満も残る試合だったが、収穫も少なくない。その一つが、この日がAチームデビューとなった高橋の奮闘だ。「Aチームの試合は始めてだけどミスを恐れていたら消極的になってしまうので、積極的に行こうと思っていた」と振り返るこの日はセットプレーから2点を奪われたが、最終ラインでチームのバランスをとるなど守備で貢献。攻撃でも前半12分に「あの形はしっかりと練習していた」CKからチーム2点目をマークした。

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