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[プレミアリーグWEST]会心の前半から我慢の後半も戦い抜く!神戸U-18が王者・広島ユースに開幕勝利!

ゲキサカ / 2019年4月7日 18時25分

前半24分、ヴィッセル神戸U-18CB東田正樹が先制ヘッド

[4.7 プレミアリーグWEST第1節 神戸U-18 2-1 広島ユース ヤンマースタ]

 神戸U-18が王者撃破! 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2019WESTは7日、第1節2日目を行った。昨年日本一のサンフレッチェ広島ユース(広島)とヴィッセル神戸U-18(兵庫)との一戦は、神戸が2-1で勝利。開幕戦で前回王者に黒星をつけた。

 神戸の野田知監督は前半の45分間について、「(完璧ではないが)前半はウチがやりたいようなことはできていた」と振り返った。立ち上がりに主将のMF山内翔(3年)がドリブルで強引に切れ込んで見せるなど、プレミアリーグに懸ける思いを感じさせるような戦い。広島は11分に左DF細谷航平(3年)の縦パスからFW鮎川峻(3年)が一気に抜け出してシュートを放ち、右クロスをMF菅野翔斗(2年)が頭で合わせるシーンもあったが、多くの時間帯でボールを握って相手を揺さぶっていたのは神戸の方だった。

 神戸はインサイドハーフに入った山内と10番MF佐伯清之助(2年)に1ボランチのMF押富大輝(2年)を加えた3人を中心に、相手にほとんど距離を詰められることなくボールを動かしていく。ボールを大事にしながら前への意識もあった神戸は右FW臼井勇気(3年)を積極的に活用。そして、相手に警戒されながらも仕掛けた時には爆発的なスピードを見せていたU-18日本代表の左FW小田裕太郎(3年)がゴール前のシーンを作り出した。

 試合は前半24分に動いた。神戸は佐伯の左CKから、マークを外して走り込んだCB東田正樹(3年)が豪快なヘディング弾を決めて先制。守備の時間が長くなった広島は寄せの甘いシーンが目立つ前半だった。31分にも左CKから東田に決定的な右足ボレーを打たれると、直後の32分に再び失点してしまう。神戸は中盤中央からドリブルで持ち上がった山内が、そのままミドルレンジから右足ミドルをゴールに突き刺す。会場もどよめく一撃で神戸が2-0とした。

「(対神戸の)悪い方のパターンになって後ろに重くなってしまった」(沢田謙太郎監督)という広島は鮎川のスピードを活かしてチャンスも作ったが、前半は神戸のペースが緩まないまま終了。神戸は球際の強度、ハードワークに定評のある広島を相手に接点で上回って見せた。野田監督は「(相手は広島で)強く当たるからそこで勝っていかないとこっちにボールが来ない」と説明していたが、駆け引きと強さでも相手に勝った前半だった。

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