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[プレミアリーグWEST]会心の前半から我慢の後半も戦い抜く!神戸U-18が王者・広島ユースに開幕勝利!

ゲキサカ / 2019年4月7日 18時25分

 だが、“広島がこのまま終わるわけがない”との思いが強すぎたか、後半は受け身の展開になってしまう。広島の各選手が守備にスライドする部分などやるべきことを徹底したこともあって神戸はミスが増加。また、選手交代で細谷をシャドーの位置に上げた広島に巻き返しを許してしまう。

 12分のピンチはDFが身体を張って阻止したが、13分にも自陣でボールを失ってしまう。広島はこのチャンスで細谷から鮎川へ繋ぎ、鮎川が右足でゴール。その後もU-18日本代表MF土肥航大(3年)のゲームメークや2列目で存在感を増した細谷の仕掛けなどから畳み掛ける広島は、セットプレーやクロスで同点機を作り出す。だが、36分に細谷のスルーパスで抜け出した鮎川のループシュートが神戸GK多久美景紀(3年)に反応されるなど、同点に追いつくことができない。

 広島の攻勢の前に、ボールを奪ってもフリーの選手を探せなくなってしまっていた神戸はクリアを拾われて、また攻められる展開に。それでも、野田監督が「GK含めて最終ラインが良く守ってくれた」と評したように、DF陣が体を張ってゴールを守り抜き、王者撃破を果たした。

 今年のチームは周囲から厳しい評価を受けてきたという。だが、山内が「上手くいかないことの方が多かったですけれどもみんなで『やろう』と。この開幕戦に懸けるとかそういう思いが強かったので勝利に持っていけたのかなと」と振り返る。その懸ける気持ちの部分が前半の攻勢と、苦しい時間帯での粘り強い守りに繋がったことは間違いない。

 もちろん、この勝利で満足するつもりはない。小田は「満足することなく次の京都サンガ戦に向けていきたい。一試合一試合この(広島戦の)メンタルで挑んだら優勝を目指せると思うので、一試合一試合常に全力で目指したい」。課題を改善しながら、この日のように全力で次の試合に向かい、再び白星を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)●高円宮杯プレミアリーグ2019特集

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