[プレミアリーグWEST]昨年最終節黒星で優勝逃した京都U-18、4ゴールで福岡U-18に逆転勝ち!
ゲキサカ / 2019年4月7日 22時37分
[4.7 プレミアリーグWEST第1節 京都U-18 4-1 福岡U-18 ヤンマースタ]
京都U-18が4発逆転勝ち! 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2019WESTは7日、第1節2日目を行った。18年4位の京都サンガF.C.U-18(京都)と同8位・アビスパ福岡U-18(福岡)との一戦は4-1で京都が逆転勝ち。悲願の初優勝へ向けて好発進した。
京都は昨年、最終節を迎えた時点で首位・広島ユースと勝ち点1差の2位。広島との直接対決で勝てば初優勝だったが、1-6で大敗して涙を飲んでいる。今季主将を務めるMF川崎颯太(3年)は「去年悔しい思いをしているのでその分、今年に懸ける思いはみんな強いのかなと思います」と口にしていたが、昨年の悔しさを知る選手たちが「全員攻撃全員守備」の特長を発揮して開幕白星を勝ち取った。
先制したのは福岡の方だった。トップチームに合流していたMF吉村銀河(3年)が前日に合流した福岡は前半5分、吉村とボランチコンビを組むMF渡辺海斗(3年)が自陣PA手前でインターセプト。すかさず縦パスを入れると、スピードを活かして完全に抜け出したFW石井稜真(2年)がGKとの1対1から股間を抜く右足シュートを決めた。
だが、京都はすぐに奪い返す。8分、自陣中央から2本のパスでMF野浜友哉(3年)がフィニッシュ。このこぼれをFW小宮健(3年)が右足で押し込み、1-1とした。さらに15分には、MF山田楓喜(3年)の右CKをファーサイドの川崎が頭でねじ込んで逆転に成功する。
今年から京都の指揮を取る手島和希監督は「京都として、全員攻撃全員守備で主導権を握ることを目指しているので、その部分は意識しています」と語り、福岡の藤崎義孝監督は「(これまでよりも)自分たちがボールを持つ時間を長くすること。自信を持ってボールを持つ。そして取り切れるチームにならないと上には行けない」と説明する。
高い位置からの連動した守備から複数の選手が絡んでゴールを奪った京都と、ミスが出ても繋ぐ姿勢を見せつつ、スピードのある攻撃も狙っていた福岡。開幕戦へ向けて準備してきた両チームは、互いに意図のある戦いを表現していた。
逆転された福岡だったが、フィジカルコンタクトの強い吉村や渡辺のインターセプトから俊足MF松田知己(3年)を活用した攻撃で決定機。特に後半は相手が攻め切る前にボールを奪って攻撃に持ち込むなど入りから良い時間帯を続けた。
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