[関東大会予選]東京でも、全国でも勝つ「本当に強い」チームへ。國學院久我山が堀越攻略し、東京準々決勝進出
ゲキサカ / 2019年4月14日 10時12分
[4.13 関東大会東京都予選2回戦 國學院久我山高 2-0 堀越高 駒沢2]
東京でも、全国でも勝つチームになる――。13日、2019年度関東高校サッカー大会東京都予選2回戦が行われ、昨夏のインターハイ16強・國學院久我山高と堀越高が激突。國學院久我山が2-0で勝った。國學院久我山は20日の準々決勝で駒澤大高と戦う。
國學院久我山は、立ち上がりからボールを握って堀越を攻め立てた。幅を活用しながら、相手の間を狙い続けてゴール方向へ。特に右サイドで圧倒的な突破力を示していたFW戸坂隼人(3年)や鮮やかなターンから決定機に絡むMF田中琢人(2年)の個人技、ワンツーなどからゴール前のシーンを増やしていく。
だが、堀越はGK榎本将之(3年)がファインセーブを連発し、クロスへの安定した対応も披露する。守備範囲の広いCB高鳥晃太朗(3年)らの奮闘もあって序盤を凌ぐと、その後も押し込まれながら、幾度か前線に入ってくるパスをインターセプト。そして、スピードのあるMF花枝龍之介(3年)やFW若松隼人(2年)がカウンターから一発を狙う。
再三チャンスを作っていた國學院久我山だが、後半の立ち上がりもシュートが枠をわずかに外れるシーンの連続。清水恭孝監督は決め切るためにもう一つテンポを上げること、ゴール前でもう一つ工夫することを欠いていた点を指摘する。
それでも後半13分、國學院久我山は右中間でギャップを突いた持ち上がったMF大窟陽平(2年)から最前線のFW山本航生(3年)へパスが通る。山本航はDFとの1対1から右へ持ち出す動きでマークを外し、そのまま右足シュート。「自分でシュートで打とうと決めて、一個ずらして相手が一瞬離れたんですけれども、あえて股下狙って打ちました」という一撃が、左隅に決まって待望の先制点を挙げた。
國學院久我山はさらに24分、後半に相手の逆を取るドリブルを連発していた左FW山下貴之(3年)がゴール前へパス。これを受けた山本航が右に開いた戸坂に繋ぐと、最後は戸坂が逆サイドのネットへシュートを流し込んだ。
堀越は前線からプレスをかけて相手のビルドアップのミスを誘おうとしていた。だが、國學院久我山は大きなミスをすることなく試合を進めていく。試合終盤、堀越は右SB魚崎由暉(3年)のアーリークロスにCB井上太聖(2年)が飛び込むシーンがあったものの、國學院久我山は安定した守りを見せていたCB保野友裕(3年)やセカンドボールを回収するMF福井寿俊(3年)中心に無失点。終始ボールを握り続けた國學院久我山が難敵を下して準々決勝へ駒を進めた。
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