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これがスーパーゴールの秘訣!ブラインドサッカー日本代表の川村が「衝撃の肉体」を披露!

ゲキサカ / 2019年4月26日 23時26分

川村怜は社員の前で衝撃の柔らかさを披露

 ブラインドサッカー日本代表のエース川村怜が22日、同じく同代表の加藤健人とともに、所属するアクサ生命で行われたテーマランチにゲストとして招かれた。同社には、5月の入社者を含めると130人の障がい者と外国人も19カ国104人が在籍。テーマランチは、多様性を認め、その交流を通して得られる情報をさらにいい商品を作るためのヒントにする勉強会で、定期的に行われている。

 視覚障害のある2人は、同社の広報部員でもあるが、今回ゲストとして初めて招かれた。ブラインドサッカーをはじめるきっかけや向き合い方、代表活動の秘話などを話した後、雰囲気が和んできたのを見計らって加藤が隣の川村を見ながら、社員にこう紹介した。

「彼はすごい体をしているんですよ。ほかの選手は持ってないものです」

 3月のワールドグランプリで日本代表の全3ゴールをあげ、ベスト4進出に貢献した絶対的エースも、突然の指名に「何を見せられますかね……」と困惑しながら、床に四つん這いになった。両膝は地面につけたまま、左腕は固定して、右腕を地面から浮かせながら左脇下に近づけて、右肩を地面につける。その姿勢を崩さずに今度は右肩を同じ位置で固定したまま、左肩を大きく反対側にひねると、反対側の地面につきそうな位置までぐるんと回転してしまった。
四つん這いの状態から右肩を床につけ……
左腕をひねっている途中。さらにひねると……、最上段の写真に
「何の役に立つんでしょう……」と冗談を言って社員の笑いを誘った川村はランチ会後、トレーニングのため、足早に会場を後にした。かわりに、日本代表のフィジカルコーチとして川村を指導してきた中野崇氏(㈱JARTA international)が説明する。

「(川村が披露した動きがどうサッカーにつながるか)直接的にはわかりづらいと思います。ただ、根本的にねじる、曲げる、そる動きは、どの競技でも使うし、本質的な動きになります。可動域が大きいほど、余裕をもって力を出せる。ストレッチギリギリで何かをしようとすると息が詰まってしまいますよね。それは余裕のない力の出し方をしてしまっているからです。可動域の真ん中あたりが、いろんなことを同時に実行しながら力を出しやすいんです」

 では川村をはじめとする日本代表の選手たちに対し、中野コーチはどんな課題を与えているのだろうか。

「何種類やるかは各自に任せていますが、ノルマとして、1日に1種目12回以上のストレッチ。その頻度にはこだわっていて、プロアスリートに求める頻度と同じです。怜(川村は)12回よりはるかに多くやっています。1時間か30分に1度伸ばす計算。特に視覚障害者は相当意識しないと、体を動かさない傾向があって、その状況にも気づかせたかった。たとえば頻繁に開脚のストレッチをやれば、固くなる作用が起こりにくくなる。それは、(太もも裏の筋肉は)日常的に使う部分、と脳に学習させているからなんです」

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