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[関東大会予選]山梨は韮崎復権!全員サッカー貫き、“私立3強”撃破で伝統つなぐ!

ゲキサカ / 2019年5月10日 20時10分

優勝を喜ぶ韮崎高の選手、生徒たち

[5.10 関東高校大会山梨県予選決勝 日本航空高 0-1 韮崎高 中銀スタ]

 韮崎、復権! 2019年度(令和元年度)関東高校サッカー大会山梨県予選決勝が10日に行われ、選手権8強の日本航空高と伝統校・韮崎高が激突。試合終了1分前にMF笹本侑(2年)が決めた決勝点によって、韮崎が1-0で勝ち、5年ぶりの優勝を飾った。優勝した韮崎と準優勝の日本航空は、6月に茨城県で開催される関東大会に出場する。

 インターハイ優勝1回、選手権準優勝5回の伝統校、韮崎が山梨県のタイトルを奪還した。14年度の関東大会予選以来となる県内タイトル獲得。ゲーム主将のMF佐野太亮(3年)が試合後、「ピッチに立っている人も、応援の人も、みんな一つになってできたのが勝因の一つだと思います」と仲間たちに感謝し、DFリーダーのCB内田歩(3年)も「ピッチに出ていた人や点獲った人だけでなく、スタンドやきょうに関しては全校の人たちがいたので、学校で掴み取った勝利だと思う」。選手たちは80分間ともに戦い、勝利したスタンドの控え選手、同級生たちと一緒になって勝ちロコや記念撮影を行っていた。

 公立校の韮崎は準々決勝で昨年のインターハイ日本一・山梨学院高、準決勝で今年の県新人戦優勝校・帝京三高と私立勢の強豪を連破。頂点への最後の関門となった私立勢・日本航空は、DF篠原靖主将(3年)や左WB小田翔太(3年)、DF能口岳斗(3年)と1月の選手権8強メンバーを残す陣容だった。

 今大会、攻撃面に注力してきたという韮崎は、佐野や10番FW石原稜(3年)、ポスト役のFW坂本和也(3年)がボールに絡むシーンを増やそうとするが、連戦の疲れもあって思うような攻撃をすることができない。スピードのある右SB長澤新志(3年)が右サイドを突破するシーンや右MF村松壮(2年)、左MF望月馨太(2年)がシュートへ持ち込むシーンがあったものの、スイーパーの篠原を余らせて守る日本航空ゴールを脅かすには至らない。

 一方の日本航空は左のWB小田とFW高橋剣士朗(2年)、右のWB松野利玖(3年)とFW相馬翠(3年)の両ワイドを多用した攻撃。素材感のある動きを見せるDF井上勇聖(3年)の左足も交えて韮崎DF陣にプレッシャーをかける。

 だが、韮崎は前線からのプレッシングと中盤のプレスバックを徹底。いずれも対人守備で強さを発揮する長澤と左SB萩原大翔(2年)がサイドの攻防で決定的なシーンを作らせない。そして、中央の俊足CB内田と、怪我のCB雨宮修真主将(3年)に代わって先発しているCB清水悠生(3年)が中央で的確に相手の攻撃を跳ね返して見せる。

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