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[関東大会予選]初出場の2年生MF福島が大仕事!真岡が後半ATの劇的ゴールで3年ぶりV!:栃木

ゲキサカ / 2019年5月13日 10時25分

真岡高が3年ぶりに関東大会予選を制した

[5.12 関東高校大会栃木県予選決勝 佐野日大高 0-1 真岡高 足利総合運動公園陸上競技場]

 真岡が劇的V! 2019年度関東高校サッカー大会への出場権を懸けた栃木県予選は12日、決勝を行い、佐野日大高と真岡高が激突。後半アディショナルタイムに交代出場のMF福島雅也(2年)が決めた決勝点によって真岡が1-0で勝ち、3年ぶり13回目の優勝を果たした。決勝を戦った両校は、6月に茨城県で開催される関東大会に出場する。

 2年生MFの劇的な決勝点によって、真岡が県タイトルを奪還した。0-0のまま進んだ強豪対決は、4分が掲示された後半アディショナルタイムにスコアが動く。42分、真岡はCKの流れから右サイドでボールを持ったMF相澤雄心主将(3年)がクロス。これを佐野日大GK有竹優太(3年)が身体を投げ出してパンチングしたが、PA外側でクリアボールに反応した福島が、左足ダイレクトでゴール左にシュートを突き刺した。

 今大会初出場で優勝ゴールを決めた福島は「GKが弾いたとしてもチームがこぼれを狙えるように、フカサずに丁寧に打てたと思います」。値千金の一撃を大喜びした2分後に試合終了の笛。殊勲のゴールを決めた福島と主将の相澤雄は決勝ゴールの瞬間、勝利の瞬間についてそれぞれ「頭の中が真っ白になりました!」。もちろん、狙って勝ち取った優勝。それでも、相澤雄が「まさか優勝できると思わなかった」と語ったように、県立の進学校にとっては、自分たちの思っていた以上の力も発揮してのタイトル奪取となった。

 5バックを敷く佐野日大に対し、真岡は相澤雄とMF真下人和(3年)を中心としたポゼッション。準決勝2得点のエースFW相澤敬心(3年)とFW高田悠生(3年)の2トップにボールを当ててからの連動した崩しを狙う。また、右の高速SB伊藤潤平(3年)の攻め上がりや左のドリブラー・MF渡辺礼恩(3年)の仕掛けもアクセントにした攻撃で佐野日大にプレッシャーをかけた。

 一方、準決勝からメンバーの半数近くを入れ替えた佐野日大はDF黒坂澪(3年)やDF内田紘太(3年)を中心に隙のない守備を見せていた。特にPAでの集中力は高く、ここでボールを持たれてもすぐに複数の選手が寄せてゴールを隠し、決定打を打たせない。攻撃面ではFW若月尋(3年)が一際存在感を放った。DF2人相手でもボールキープしていたが、前半は全体的に重心の重い展開。そのために前線の選手が孤立してしまい、なかなか良い形でシュートにまで持ち込むことができなかった。

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