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慶大卒のなでしこリーガー籾木結花が目指すもの…「女子サッカー選手の価値を発信していきたい」

ゲキサカ / 2019年5月16日 12時10分

■W杯イヤー

―今年は女子サッカー界にとって、4年に一度のワールドカップイヤーです。現在のコンディションはどうでしょう?
「4月の欧州遠征は足裏を痛めてしまい辞退したのですが、少し休むことで復帰することができました。怪我が軽くてよかったなと思っています。復帰後も問題はありませんし、昨年序盤も怪我で休んでしまっていたのですが、ぎこちなさが取れてからはすごくコンディションはいいと思います。それを今年、新しいシーズンに入ってからも継続できているのかなと思いますし、今回の怪我で一回流れを止めてしまったというのはあるんですけど、そこまで落ちていない。体の状態は良いんじゃないかなと思っています」

―2月に行ったアメリカ遠征には参加されていて、強豪国を相手に1勝1分1敗という成績でした。
「アメリカ遠征では強豪国と3試合出来るということだったので、そこで100%の状態で試合に臨みたいというのはみんなの意図としてありました。でもブラジル戦で1勝しましたが、世界一を目指すチームとしては1分1敗の部分に向き合わないといけない。特に最後のイングランド戦はW杯のグループリーグでも当たりますし、0-3で終わったということは、世界一を目指すチームがやってはいけないことだったのかなと思います。そのあたりはすごく危機感というか、W杯に向けてというところではまだまだチームが出来上がっていないのかなと思いました」

―一方で高倉監督は若手選手の成長に手ごたえを感じていました。
「自分より年齢が下の子たちは世代別で世界一になっていて、それが自信になっていると感じます。経験がないからこそぶつかっていけるフレッシュさも感じます。いいものを持っているなと思うので、チーム内の競争はすごく激しい。自分も世代別を含めるとW杯は3回目。その経験を活かしたい。どんなことが起きても臨機応変に対応できるようにしたいなと思います」

―2011年の“なでしこブーム”を考えても、結果を残し続けることが重要になる。
「先輩方が優勝を見せてくれなければ、自分たちが優勝するという目標を立てることも出来なかったと思います。それが現実的に出来るんだという可能性を見出してくれたのは先輩たちだったので、自分のサッカー人生において、そういう先輩がいてくれたことは嬉しいことです。これからの女子サッカーの価値を上げるためにも、頑張りたいと思います」

●籾木結花
1996年4月9日、アメリカ・ニューヨーク生まれの23歳。小学校の時はバディFCに所属。2学年先輩の村松智子を追って、中学進学と同時に日テレ・メニーナに入団した。中学3年生だった2011年には日テレ・ベレーザでトップチームデビューも飾った。学業では都立杉並高、慶應義塾大に進学。バディFCにともに在籍したディサロ燦シルヴァーノ(ギラヴァンツ北九州)は高校のクラスメイト。入学式で再会し、「お互い『何でいんの!?』みたいになった」。今春より株式会社クリアソンに入社。

(取材・文 児玉幸洋)

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